仕事・転職

副業から独立するのに必要なマインド

副業から独立するときに、必ず通らなくてはいけない儀式が、会社を退職することです。

誰もが、できれば円満に退職したいと思うものですし、退職後に仕事をもらえる可能性もあるので、できるだけ波風立てずに会社をさりたいものです。

私が、中小企業に転職後に考えていたことを紹介します。

あえて組織スラッグとなって身の振りを考える

経営者マインドをもった従業員が多いと、その組織は成績が良いと言われます。

その通りと思います。

経営者マインドとまではいかずとも、仕事の本質を理解して、自ら行動できる従業員が多いと、その組織は成績が良いと言われます。

これも、その通りだと思います。

実は、組織全体を見たときには、上記のような頑張り屋さんばかりの人の集まりだと、うまく回らないのです。

新しい仕事を受け入れるための調整ができなかったり、社内コミュニケーションが不通になったり、理由はいくつかあるのですが、組織は満腹状態では消化不良を起こすものだからです。

組織を腹八分目にしておくために、必要なのが、「組織スラッグ」というものです。

あえて、「あまり働かない人」が、常にいる状態、これが組織運営には大切になるのです。

仕事を全くやらない従業員は論外としても、与えられた仕事のみをこなすだけの人は、よくないと数多のビジネス本には書かれていますが、実は与えられるまで自ら動かない従業員は組織には必要なのです。

若者から見たら、「働かないおじさん」に見えてしまうかもしれませんし、働かない人を褒めたたえるつもりは全くありませんが、あえて自分が「組織スラッグ」であると認識して、労働するというのも一つの手だと思うのです。

自分のタイプを見極めることが大切

本業をしながら、副業や試験勉強に時間をとるためには、本業の就業時間以外の時間を使うしかありません。

そこで、大切になってくるのが気持ちの切り替えです。

私は、切り替えが下手くそなタイプで、家に帰っても明日の仕事の段取りを考えたり、朝活をしても「今日の仕事は、まずこうやって、、、」と、どうしても本業のことが頭から離れないタイプです。

そんなタイプが管理職になろうものなら、独立どころか副業すらもできないであろうと思い、転職先でも役職にはつかないようにして、働くように心がけました。

かと言って、働かないおじさんになるのも嫌なタイプですので、以下の二つを決めて働くことにしていました。

・就業時間はきっちりと仕事をして、時間外はダラダラせずにきっちりと本業から離れよう

・自ら仕事を取ってくるなんて色気は持たずに、与えられたことだけこなそう

こう決めることで、朝や夜、休日には、しっかりと副業や勉強時間に集中させることができたのです。

「ブラック企業では、そんなことできないよ」という声も聞こえてきそうですが、「結果を残そう」なんて思わずに、できる範囲でこなしていけば、「これ以上の仕事は無理です」と、ちゃんと言えるようになるものです。

ブラック企業は、組織スラッグとなる人がいないからブラックになるわけですから、自分がスラッグとなることで、意外とブラック体質が解消されていったりするものです。

独立の方法もタイプ別に

独立を考えるくらいの人は、人並み以上には仕事はできる人、そして、人にどう思われようが、我が道を行くタイプが多いかと思います。

・若くして早々に独立するタイプ

・ある程度経験を積んだ30代や40代で独立するタイプ

・重役になって、子会社として独立するタイプ

・定年後に独立するタイプ

いくら我が道を行くタイプの人でも、サラリーマンとして10年以上働いてしまっている場合には、独立するための準備期間が必要になってくる場合が多いです。

私の場合も、大手を辞めるのに1年、中小企業に転職して2年、約3年は必要でした。

家族もいて、仕事もそれなりにこなしながら、独立の準備をするのは、「まあまあパワーのいる作業」だったなと感じています。

このブログでは、引き続き、その3年間の葛藤を、つらつらと書いていきたいと思っていますので、何かの参考になればうれしいです。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立