仕事・転職

夏休みとビジネス

夏休みの宿題

子供の自由研究のテーマを一緒に考えている親御さんも多いかと思います。テーマを決めるところから、目的、予測、実験、考察、と一緒になって考えても苦手にされている方がほとんどかと思います。

技術・開発職に就いている人にとっては、自由研究は実はとても実践的な仕事に直結する学習方法ということはよく知られています。

上に挙げた、目的から実験をしてまとめる一連の作業が正に研究職の人にとっては日常の仕事と同じだからです。

私も技術者の端くれ、子供に手本を見せてやらせようと思うのですが、本人のやる気がないのであれば仕方ないです。小さいころから仮説を立てて実験をしていけば、将来有望な研究者になってくれるかな、何て思うこともありますが、強要はしないようにしています。

大切なのはやってみること

日本の企業にもISOが取り入れられて久しくなります。技術職にもISOのエッセンスが取り入れられて、よくなった面もあるのですが、ちょっと危惧している面もあります。

ISOは理にかなった考え方で、仕事を効率よく進めて、安全と品質を担保するものです。あまりにも理路整然すぎて、かえって手を動かすということをしなくなったり、タイミングが遅かったりすることがよくあります。

夏休みの研究でもそうなのですが、あれこれ実験計画とか予測とか立てる前に、とにかくやってみよう、というのが一つのコツであり大切なことでもあったりするのです。

なぜ昆虫は飛べるのか、なぜ水は冷たいの、とか疑問に思うことがあれば、やるべきことは、まずは、じっと観察することだったりするのです。

調べてみたら大抵のことは分かってしまう今の時代だからこそ、観察したり、触ってみたり、とにかくやってみたり、まずはそこから始めることをおすすめします。

ビジネスも同じ

私は育った環境(地域)の影響なのか、理系文系に分ける考え方が嫌いです。大体、大学受験をするときにそう分けるのであって、大学に行っていない人、ましてや私の周りにいる中卒の人にとっては、理系と文系の意味が分からないので話題にもなりません(笑)。

そういう私も高校2年生からゴリゴリの理系で、そのまま職業にまでしているのですが、好きな教科は歴史だったりします。

社会人になって、ある程度の役職がついてくると、急に、今やっている仕事は文系の仕事?あれ?文系出身の人がライバルになっている?と気が付くようになるのです。

そもそも理系有利、なんてものはどこにもありませんし、理系というだけで若いころから胡坐をかいていた人は出世競争から脱落していくでしょう(私のように)。

かといって、理系コンプレックスというか、とにかく理系の人は頭はいいが欠陥部分も多い、という風潮で上に立とうとする文系出身の人もどうかと思うのです。

そういった理系文系論はまたの機会に話ができればと思いますが、話を戻して、とにかくやってみよう、というのはビジネスの世界でも同じと考えています。

大手企業から中小企業に転職してみて思うのが、とにかく決断と行動が早いということです。完璧を求めずにとにかく行動、それが稼ぐ秘訣と今は考えています。

2年後の独立に向けて、今は修行中の身ですが、とにかく起業して行動してみよう、となる日がいつになるのか、それを楽しみに日々楽しく今の仕事をさせてもらっています。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立