最近は一日のテーマを決めて活動をするようにしている。
今日のテーマは「オープンイノベーション、パートナーを仕事をできるようにする日」として、一日をスタートさせた。
スタートアップ支援代表との初の壁打ち
先日参加した大規模なスタートアップイベントで主催者であった代表の方とオンライン面談を実施した。
別段、VCからの資金調達を考えていなかったものだから、相談することもないのだけれど、せっかくの機会なので、無理やりエントリーしていたものだ。
開始5分のZoomのつながりが悪く、20分強しか話ができていないが、とても丁寧に説明をしてくださって有意義な時間を過ごすことができた。
「今は受託ベースであるが、どこかでコンテンツを開発したい」という意見を前提として、アドバイスをしてくださった内容は、
- やっていることが近い会社の社長を紹介しますよ
- 今の受託の単価設定は?
- 奥さんの同意は得られているのか?
- キャッシュ、マネタイズ、エクイティ、考えなくてはいけないよ
- 協会の方針として家族経営的な企業には投資しない
また、受託ベースで起業してからスタートアップでゴールをめざす人も少なくないとのことで、より具体的なコメントをいただけた。
- まずは、今の事業の特徴である属人性を排除すること
- グローバルで戦うコンテンツを用意すること
- 土壌がよいのだから地域ネットワークを構築しておくこと
という3か条をズバッとおっしゃっていただいた。
そして、最重要なことは、「横のつながりを大切に、いい人を探して一緒に考える」ということであった。
「その人としっかりとコミュニケーションを取って、リーダーシップを発揮して、その上でイニシアチブを獲得する」という姿勢がスタートアップをけん引する社長に求められることだと強くアドバイスいただいた。
「投資をする側としても、シード期の企業に対しては、メンバーを見るものだ」ともおっしゃっていただいて、これは他のVCの方も口を揃えて言っているので、間違いのない事実なのだろう。
受託ベースで活動している今の時期でも、人を探して一緒にやる姿勢が大切だ、と置き換えて仮説立てをして進めることにする。
スポットコンサルを受けるつもりが・・・
もっと、色々な人に意見を聞かないとと思い、さっそく、スポットコンサルを受けられる最大手の企業のアカウントを取ることにした。
受ける側でエントリーをするつもりであったのだけれど、アカウント登録ができた後、自己紹介の内容を入力を進める流れで、気が付いたらスポットコンサルを提供する側のエントリーをしていた。
入力できる項目については、制限の文字数で「できること」を記載していったのだが、このサイトはどうやら「大手企業」を主な相手にしているような感じがするので、こちらも大手企業の開発リーダーをコンサル相手として想定して照会内容を記載するようにした。
一通り登録が完了したら、同じようにコンサル登録している人を検索してみようと、「開発、ハードウエア」で叩いてみると、100件以上がピックアップされた。
「こりゃ依頼が回ってくることはないな」と思いつつも、1時間で3万円の最低報酬もあるようなので、定期的に見直して受注獲得できるように活用していけたらと考えている。
そのためにも、一度こちらが活用してみて感触を味わってみなければならない。
一つの案件の小さなことでも悩む
構想設計をしている食品加工会社の設備担当の方に、新たな質問を投げたく、いったんはメールで投げておいて、数分後に電話するという作戦に出てみた。
結果としては、電話には出てもらえずショートメールでやりとりをした後に、「メールには返信をします」というコメントがかえってきた。
現場管理で毎日忙しい方なので、電話よりも後で落ち着いてメールをしたいタイプなのかもしれない。
もっと密接に関われるように関係性を築く必要がある。
もう一軒、簡単な手配業務を受けている案件については、ビニールカーテン材料の寸法について、メーカーからの回答を添付する形で、「この内容で手配しますね」という念押し確認メールを投げることにした。
既に関係性ができつつある方であるが、より安心感を持ってもらえるように、細かなコミュニケーションをとる方法を選択した。
いずれにしても、今は、一つ一つ小さなことでも作戦に意味づけをして行動するようにしている。
いずれは、これらのやっていることを「できるかぎりマニュアル化」をして属人性を排除していかなくてはならないのか、そう思うと、必ずしもVCからの資金調達がやりたいことではないと感じる面もある。
しかし、ゴール設定として、M&Aで事業を売却することをめざすのであれば、相応のVCから投資を受けてスケールアップさせるのが賢明なやり方であろう。