商標登録と壁打ちで思うこと
月に2回まで相談できる顧問契約を法律事務所への相談を10:00からオンラインで予約していた。
今回のテーマは登録商標だ。
会社名ではなく、商品でもなく、事業のコンセプトを商標化できないかというところで、「ちょい自動化」「ちょこっとオートメーション」というようなキャッチコピーで紹介することによって、導入するイメージを持ってもらうことが狙いである。
- 初対面の挨拶で印象を持ってもらえる
- 時期が開いても思い出しやすくしてもらえる
- 製品にロゴとして入れられるようになる
認知を定着してもらうには最適な方法と考えていることを伝えると、「商標登録は15万円程度ですし、やってみるのはありですよ」「商標登録を得意としている弁理士紹介します」とおっしゃっていただいた。
ここまで整理して話をすれば、いいねと言ってもらえるのだけれど、打ち合わせの最初の段階では、うまく説明ができていなかったために、「目的は何ですか?」「やりたいことのイゴールイメージは?」というように、話しても質問で返ってくるだけであった。
壁打ちとはそういうことか、と毎回思い知らされるのだけれど、うまく相手に伝えるということは、どうやら目的やゴールイメージと言った将来像を明確に共通認識を持つことのようにである。
また、「すぐにやれない障壁は?」「何が引っかかって悩んでいるのか?」というような質問をされて、お金で悩んでいるのか、一発でキャッチコピーが決まるのか、という悩みを深掘りすることも壁打ちではさせられる。
一つのアイデアとして、ランサーズ等の個人依頼できるサイトで、キャッチコピーを考えてもらうのはアリではないか?というアドバイスを受けた。
色々と考えてきたが、キャッチフレーズを先に作ってしまうとやりやすいはずであるので、進めてしまおうと思う。
アポなし直接訪問営業
オンライン打ち合わせの後は、交流会で知り合った「法人向け携帯電話の代理店」をやっている方と工業団地を訪問営業する約束をしていたので、待ち合わせ場所に向かった。
「飛び込み営業、どぶ板営業は例え売れても、忘れてはいけない」という固定概念があるのか、開業開始から、いつかはやらなければと考えていたところ、交流会にて先方から、「一緒に回りましょう」とおっしゃっていただいたのがきっかけだ。
- 心折れる飛び込み営業を二人で回ると精神的にゆとりができる
- お互いの商品のどちらかが引っかかればよいので話を聞いてもらえる
というメリットがあるのだけれど、やってみた感触としては、効果は抜群であった。
15枚ほどあったチラシはほとんど手渡しすることができたし、名刺交換も4名と交わすことができた。
これが引合いに繋がる可能性は低いが、飛び込み営業という集客方法を使いこなせるようになったという断面ですごく良い活動ができたと考えている。
今回は、自動化と携帯という別々の商品から「効率化や省力化」という無理やりの共通点を作って、小さいながらにも、一応はシナジー効果を発揮する立て付けとなったのだが、先方の同意があれば、「営業の外注化」も可能ではないかと考えている。
- チラシのリニューアル
- 応酬話法を入れたマニュアル
この二つを用意して、外注化をめざすことにする。
メーカーにできないことをやる
顧問や飛び込みでの壁打ちをしていると、キャッチフレーズも大切と思うが、独自性をスパッと言えないといけないと感じた。
今は小規模でやっているのだから、「メーカーとは違う」「他の設計業者とも違う」という違いをキャッチフレーズの次に言えないといけないと感じた。
お客様からしてみたら、メーカーではないところに頼むとなったら、よほど信頼がないと依頼はできないだろう。
かと言って、口八丁手八丁で引き受けたら後々痛い目に合うというのは、この業界では多くあること。
メーカーで安く対応できるのであれば、それは任せてしまって、こちらはメーカーができないことに専念するのがセオリーだ。
メーカーに任せる、メーカー品をそのまま使ってもらう、メーカー品を改造する、いずれにしても、メーカーの情報は入手して、そこからストーリーを膨らませる必要があるだろう。
好きなメーカーは?導入するならどこの業者?というような話は、商談の初期段階で会話をしておくことが大切だ。