毎日更新 限定  起業日誌

116日目 ご縁を大切に関係を構築する

今日のテーマは「スケールアップを常に考えよう」ということで、こんな弱小の状況でも頭はクリエイティブに前向きに事業を成長させることを考えていこうという思いをもって行動した。

メーカー調査も本業のうち

午前中は、薬を充填するアルミチューブの尾曲げ機械について、メーカー調査を実施した。

受注の種になるかも知れない、糸を手繰り寄せるような案件であるが、高額な自動機ではなく手動も混ぜた小型の装置が数百万円で販売できれば使う人は多いという話を化粧品コンサルタントの方からお聞きしたので動いている。

なるほど、確かに、大掛かりな設備としての自動機を製作しているメーカーはいくつかあり、海外製の装置を提供している商社も数社あるのは確認が取れた。

一方で、完全に手動で一個一個折り曲げていく道具としての折り曲げ機というのもあり、これは15万円程度で入手できるようである。

しかし、数個をセットして折り曲げるような、ちょっとした半自動機のようなものは販売されておらず、独自で設備として所有している業者が数社ある、という感じであった。

とりあえず、大きな自動機であっても、問い合わせフォームから情報を得られそうなメーカーへは見積依頼をかけて返答待ちという状態にしている。

あとは、どこかのタイミングで独自の設備を持っている2社に声をかけて、どこでその設備を作らせたのかを聞いてみる作戦を取ろうと思う。

この動きが正しいのか分からないが、誰もやらないことだろうし、できたら売れる可能性もあるということだから、本業と思って進めるしかない。

思いもよらないPRの機会

お昼にオンラインのセミナーを入れていたが、その最中に一本の電話が入った。

あまり内容的に有意義でないセミナーであったから、退出しようかと思っていたところなので、躊躇することなく電話にでることにした。

「開業したての企業にインタビューを実施しています」という説明で、どこかで聞いたことある売り込みだと思って、すぐにお断りしようとしたのだが、どうやら雑誌の取材のようなのであった。

色眼鏡を外して話を聞くと、どうも著名人をインタビュアーにした雑誌の特集を長年やっていて、その一コマに選んだということのようなのだが、物腰が柔らかな話し方の人で、ちょいとそこらのWEB制作会社の営業とはわけが違うということはすぐに理解ができた。

  1. 費用が月額9000円、1年間かかること
  2. 明日の予定の調整をしなければいけないこと

それ以外のマイナス要素はほとんどないと判断して受けることとした。

ブランド価値を上げるという意味でも、第三者からのプレスリリースをしてもらえるのはとてもラッキーであるし、どうやらインタビューを受けた経営者のコミュニティーも存在するらしい。

10万円の費用をかけて、それ以上のリターンを得るというマインドを持てばよいだけなので、決めたからには良い結果が出るように臨むだけだ。

良い関係の先に受注があると信じて

午後からは、前々職でお世話になっていたメーカーの開発室が近所にできたということで、訪問をしてきた。

商工会の交流会でたまたま知り合ったのがきっかけで、直接面識はないものの会社間の取引があったことをネタにお近づきをさせていただいたものだ。

京都の町家風の建物にこじんまりとした事務所であるが、とても雰囲気のあるいい事務所であった。

聞けば、民泊用にリホームされたところで売りに出ていたものを購入されたとのことであって、内装も綺麗になっており、庭もついていた。

「将来はこんな事務所もいいな」率直にそう感じてしまった。

話は、世間話から昔話、将来の日本についてなど、技術という断面ではありながら、幅広く色々なお話をさせていただいた。

結局2時間も滞在してしまったのだが、商売になるかは分からない。

ただ、良い関係が築けたのは間違いないし、一声かけたらすぐに飲みに行ける仲にも慣れそうだ。

こういった良い関係の中に、信頼が生まれて、紹介であったり受託であったりの案件が生まれてくると信じて、これからも出会った人には全力でお付き合いをしていこうと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立