毎日更新 限定  起業日誌

131日目 だからマネタイズを考えよ

今ある案件が少しずつ動きだしてきている一方で、全ての案件が動いたとしても、雀の涙ほどの売り上げしか計上できないのではないか、という不安がつきまとう。

だからこそ、マネタイズを考えなければいけない、考えなければ何も生まれない、ただそれだけだ。

製品化サポートの流れを作る

信頼関係が築けている先輩起業家の方からソフト設計についての連絡がきた。

医療デバイスを世に広めるために、一人で立ち上げた方で、何としてでも力になりたいと思える方だ。

アルディーノを上手く使いこなせる設計者は知らないか、という問合せであったのだが、これは一言で言うと、誰でもできるが本当の商品化を知っているアルディーノプログラマーはほとんどいない、ということだ。

私がこのデバイスを世に出すなら、副業設計者に低価格でお願いして、デバックは自社でコントロールして品質を高めるという方法を取るだろう。

先輩起業家は「小さな中小企業で夢を共有できて、一緒にやれるところ、そして数か月で早く対応できるところ」ということをおっしゃっている。

できる限り、希望に沿うようなところを探したいと思うが、金額的に折り合いを付けないといけないと思うので、そこは聞いてみても良いかもしれない。

また、別のスタートアップ企業のCTOにもメールをしていたのだが、その返事が届いており、まずはWEBで打ち合わせをしましょうということになった。

こちらは、先日のセミナーで知り合った方で、元々はCEOの方とは名刺交換をしていたものの2回ほどメールをしたところで、返事がなく滞っていた案件でもある。

このチャンスを逃したらよくないので、何とか仲良くなって何か貢献できる姿を伝えて、案件獲得につなげたいと思う。

製品化をサポートするというビジネスは、うまくお客様の悩みに寄り添えば、つなげることはできるので、その先のマネタイズを考えなくてはならない。

  1. サブスクで伴走するやり方
  2. 受注ベースで対応するやり方
  3. 受託ベースで入り込むやり方

いずれにしても、しっかりと寄り添う姿勢が大切だ。

ピンからキリまでマーケティング会社

かかってくる電話の9割が、ウェブマーケッティング会社からとなるため、ウンザリしているのだが、同様に感じている経営者は少なくないと思う。

不信感極まりない電話営業であるが、電話をかけてくるほとんどの業者が数に勝る営業はないということを熟知していると感じるので、数件に一回くらいはトークに乗って、場合によっては面会をするようにしている。

全ては、情報収集のためである。

  1. インターネットの情報(特に新規HP開設した企業)をくまなく調べるリサーチ力
  2. 強引に電話から面会にこぎつける突破力
  3. テレアポ、外回り、製作、サポートと徹底した分業制

これは、どの業者にも当てはまるところで、関心すらしてしまう。

一方で、今日は老舗WEBマーケット会社のセミナーに参加してきた。

こちらは、一件あたり50万~100万円/月の伴走型のコンサルであるため、上記のような強引な営業はしていない。

セミナーの内容はGA4についての初歩的な説明だけであったので、それ自体がどうこうという訳ではなく、WEBマーケティング業界全体についての考察ができたことが収穫だ。

まず、なぜWEBマーケッティングはこんなに盛んなのか、それは「売り上げを上げるための投資リターンが分かりやすい」からである。

自動化、省人化と言っているが、これは売り上げがあがるというよりは、ムダ削減の方向であるため、経営者としては、売り上げを上げることに比べると、意識が行き届かない領域だからだ。

売り上げを上げるために、まずは「HPを良くしましょう」「動画再生回数を上げましょう」「SEO対策で上位検索させましょう」「フォロワーを増やしましょう」というように、入口部分をサポートする業者に、先の強引な電話営業の業者が多い。

一方で、今日セミナーに参加した老舗企業のように、売り上げを上げるところまで、しっかりと伴走する、という「気概」がサブスクスタイルに表れている。

できれば事業が立ち上がった暁には、このような伴奏で売り上げを上げるサポートをしてくれるマーケティング会社とお付き合いしたいものだ。

そして、いずれにしてもゼロイチを伴走でサポートしてくれる企業なんてどこにもなく、そこは自社で切り開かなくてはならない、ということも認識しておく必要がある。

構想は明日へお預け

月曜日の食品加工会社との打ち合わせに向けた資料作りが上手く進まない。

お客様の本当の悩みが何なのか、そこが掴みとれていないのが本質なのであるが、そこを聞くために打ち合わせをするところまでこぎ着けたわけで、その場で何を出すかは重要ではないものの、ある程度の準備をして臨まなければそっぽを向かれてしまう。

そもそものところを整理すると

  1. 展示会で出会った専務は「1秒でも改善することが大切」と説いている
  2. それを受けた工場長は何とかしたいが、現場は設備担当に任せている
  3. 設備担当としては、全自動を推進している部分でサポートしてほしい

という関係者の思惑があり、そこをどのように掴みとって、お客様の将来イメージをストーリー化するのかが課題である。

大きなストーリーを伝えたうえで、細かい部分の話をするのが良いだろう。

  1. 全体が整ったときのイメージと価格、期間
  2. ある程度の運用が続けられるレベル(おそらくここに落ち着くイメージ)
  3. まず初めに取り掛かるべきこと

この3つのストーリーを展開しつつ、細かい部分の説明を加えるという作戦で進めたいと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立