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217日目 うわの空の中でも支援ができるように

アドバイザーとして交渉できるか

今日も試験勉強に集中という段取りであったが、昼一に一件だけ予定を入れておいたのが、スタートアップ企業の若手社長との面談である。

紹介で電話をいただいていた方であるが、「伴走支援をお願いしたい」ということであったので、アドバイザーとしてどのように契約すればいいのか考えながら、商工会のカフェエリアにて、遅れてくる社長をお待ちすることにした。

元々は教育関係の仕事をされていたところ、学生の親御さんが高等専門学校の教授で水に関する技術を持っているから事業化できないかと頼まれたことが始まりのようだ。

技術的な詳しい部分は開示していないとのことだからそっとしておくとして、抗酸化作用のある水を使ったビジネスを展開したいということで、元々分析メーカーで開発をしていた私に頼ってきたようである。

答えを出すわけではないので、ざっくばらんに色々な話をお伝えしたのだが、どれもピンと響いていない様子であった。

なぜならば、相手の要望であった「受託分析の件数を増やしてビジネスにする」という目論見に対して、こちらからの回答は難しい、という見解であったからだ。

もちろん、頭ごなしに難しさを伝えたわけではなく、やろうとしていることについては賛成の意を言いつつも、言葉の節々に困った感を出してしまっていたような気がするのだ。

確立されていない技術に対しては、標準化で行くのか、デファクトで行くのか、装置で行くのか試薬で行くのか、分析で行くのか水の生成でいくのか、規模が大きい企業であってもその順番を間違えたらビジネスにならない、難しい操縦が必要と感じている。

競合はウォーターサーバー事業で一山当てているということも聞くので、なおさらあらゆる可能性を広げて最適なビジネスプランを立てた方がいいのではと感じてしまう。

とにかく、こちらとしては、

  1. 相手のビジネスが成長することを願う気持ちで寄り添う
  2. まずは無償の形でアドバイスを続ける
  3. 必要不可欠と思われる
  4. 事業を軌道に乗せてあげる
  5. その上でアドバイザーとして契約を結ぶ

という方針で進めることにする。

どうしても、潤沢な資金のあるスタートアップとのコラボレーションを期待してしまうものだけれどそ、そんなに甘い世界ではないし、虫のいい話はあり得ないものだ。

先方から、御礼メールがくるのかも定かではないが、付き合いは継続していければと思う。

一つに全振りしたときの怖さ

明後日は試験ということで、最後までやれることはやろうと思うのだが、まだまだ記憶の定着が曖昧な部分が多くて焦っているのが現実だ。

それでも、この4日間は他の仕事は最低限として、ほぼ試験対策に集中して活動をしている、言わば一つに全振りした状態で進めている。

個人としても事業としても、状況によっては、一つに全振りしたてパワーを集中させる局面は必要と思うが、他の部分がおろそかになったり、機会損失があるのではと不安になる部分もあるから、怖さがあると感じている。

所々で、全体的な視野で眺めてみて、バランスが保たれるレベルであるか、少し軌道修正した方がいいか、確認作業を入れるしか方法はないのだと思う。

これが試験ではなくて、何か案件であれば、納期直前の追い込みやトラブル対応などになるのだろうけれども、そんなときでも、全部の神経を集中する合間に、全体を見渡す工夫ができるように訓練が必要と思っているところである。

やり方は、色々と試しながら身につけようと思う。

スケジューリング

9月から下期と位置付けて向こう5ヵ月を活動していかなければならないが、予定がそこまで埋められていないのが現実である。

とにかく試験に集中という流れできてしまっているので仕方ない。

終わり次第、まず初めに取り掛かるのがスケジューリングであるということを念頭に置いておいて、明日一日、試験勉強に集中したいと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立