無事合格できた嬉しさ
2時間で100問、時間が余って見直しなどできるわけないということは、あらかじめ講師の方から言われて予測していた通りだった。
何としてでも合格したい、この数日はその一心であったのだけれど、制限時間が終わった瞬間に画面に現れた「合格」の文字にホッと肩の荷が降りた気がした。
単なる資格試験とは言え、25万円も費用をつかっているし、6日間の研修とテスト対策の講義を合わせて40時間強、試験勉強としては、この3日間で20時間は実行しているから、結構な投資をしていることになる。
これで、ITC協会の会員になれるし、また新たな出会いも増やしていけることになるのだから、落ちるか合格するか、というのは雲泥の差であると、合格してみて改めて感じるところだ。
同じこの日に、中小企業診断士の1次試験の結果が届いたのだけれど、予想通り1科目だけ合格していることが判明したので、これで来年は4教科だけ受ければよいことになるから少し勉強への負担が減ることとなる。
何よりも、今年はほぼ学習時間0で臨んだにも関わらず、1科目合格しているわけであり、飛びぬけて学習しない限りギリギリのラインの運任せの状態になるということを身をもって体験することができたのは収穫である。
既に試験から1ヵ月が経過しているため、これから先の11ヵ月、何をコツコツと学習し続けて、何を直前で詰め込むのか、しっかりと対策をしていきたい。
溜まっていた製作作業をこなしながら思うこと
試験勉強だけのせいではないが、友人経営者から依頼されていたカッティングシートの製作が一ヵ月も滞ってしまっていたので、昼からは集中して作業を実施することにした。
上手くカットできなかったのは、線が細いことが理由と思っていたのだけれど、どうやら刃の出し方の微妙な調節が必要であったことが判明した。
試し刷りばかりしていて、かなりの量の材料を破棄することになったのは仕方ないとして、何とか上手くできるようになったので、明日には注文をもらっている枚数を全て完了させて発送までもっていきたい。
この事業は、細々とでも続けようと思っているし、これからfaxを使って広告をバラまこうと思っているのだから、見知らぬお客様から注文を頂いたときに同じように上手くカットできない状況が発生しなくてよかったと、前向きにとらえることにする。
とは言え、経営者自ら半日作業をしてしまっている状況は今後改善をしていかなければならないし、この部分についても、ようやく改善を考えられるところまで来たのだと前向きに考えて活動を継続していくようにする。
全ての仕事がいずれなくなる
試験問題にもよく出てくるから、幸か不幸か身についてしまったことであるのだけれど、事業を進めるにあたりトップダウンで考えるプロジェクトの運び方として最も重要なのは、「思い」であり「ビジョン」である。
大切にしなければならないのは、本当の思いと本当のビジョンであり、そこにフォーカスして発生している課題なのかということをストーリーで説明できなければ人は動いてくれないということを改めて認識した。
自動化を推進するにあたって、いずれ無くなるであろう人の仕事、という断面で、全ての人が自分の今やっている仕事を本気で自動化するように考えたらどういう世界になるのかを想像してみたい。
人の仕事を奪うなんて、という意見もあるし、自分がやっている仕事は崇高な仕事であるから機械ではできない、と本気で思っている人も多いと思う。。
だから、まずは自分がやってきた仕事、すなわち「設計」という、一丁目一番地の作業を自動化できるようなシステムをスタートアップとして開発していけたら面白いと考えるようになっている。
この構想も少しずつ種まきをしていきたいと思う。