ロボットは毎日動かす
自分が売る商品のことはよく知っておくこと。
基本中の基本であるが、毎日つかうユーザーと同じ目線で商品をつかって販売している営業マンは多くはない。
朝から、ロボットの電源を立ち上げて循環走行を試してみる。
狭い入口も何回やっても通ることができるし、よくできたシステムだ。
いつもは目覚めの悪い子供たちも、ロボットの声が聞こえると見に来ては、興味津々に動きを確認している。
一通りチェックをしたうえで、何個か気になっている点を箇条書きでメーカーのエンジニアに問い合わせをしてみた。
日本の代理店で働いている中国人であるので、優秀ではあるのだが、中身の設計のことまでは詳しくないようで、そこまで深い回答は得られなかった。
ということは、彼らにあまり期待はせずに、自分で解決していかなくてはいけない、ということなのだが、セットアップして数日でそのことが分かってしまったことに、「よしやるぞ」と思う一方で、自国にこのようなロボットを作るメーカーが現れなかったことに残念な気持ちになる。
小規模事業者持続化補助金
商工会主催の補助金セミナーに参加してきた。
わりと上品なホテルの宴会場を使ってのセミナーであったが、聴講者は20人程度と少なかった。
この小規模事業者持続化補助金の事業計画は、友人の補助事業をサポートする形で経験を積んでいるので、やり方は十分理解できた。
このセミナーを受ける理由は、
・自身の補助事業についての構想
・数年後に自分が講師となったときのイメージづくり
・受講者同士の交流ができれば
という3点であったが、交流はあまりできない雰囲気であったので、自分の補助事業について、あれこれ考えながら講義を聞いていた。
創業融資枠での申請資格があるため、最大で250万円の補助がうけられる。これは、申請しない手はない。
自問自答するのは、まだロボット販売の事業もままならないのに、補助事業として教育事業の立ち上げで申請するのはいかがなものか?という点だ。
補助金の性質上、採択後の手配経費にのみ適用であるため、今実施しているロボットの販路開拓については、補助がうけられない。
かと言って、補助金を待って、販路を開拓していくなんてことをしていたら、あっという間に一年が終わってしまう。
ならば、半年後の手配でも十分問題のない教育事業について、申請してしまってもよいのではないか、そう考えるようになり、3月7日締め切りに間に合わせるよう申請することに決めた。
ロボット教室という補助事業を立ち上げる理由は、ベースとなる安定した収入を得られるようにすること。
大儀としては、自分の持っている知識を地域の子供たちに還元したいということ。
3年から4年かけて投資回収をするところを、補助金を受け取ることで、1年から1年半でペイできる、という計画を明日から練り上げていく。
夜の部のセミナー
交流会と称したセミナーに数回参加してみると分かるのが、大体の参加者が開催者の知り合いであるということだ。
今日も、どこかのコミュニティが開催するセミナーに参加してきた。
講師二人を招いての、講演というスタイルであったが、そのうちの一人の講師の方が、HP制作をお願いしている企業の社長であったのだ。
フリーランスとして活動開始した、正に初日に電話きて、翌日にお会いした営業の素晴らしい対応姿勢に感銘を受けて、その日に契約を決断してしまった、あの企業だ。
講演の内容を聞きながら、あの営業マンの話を思い出すのだが、ほぼほぼ同じことを言っていることが分かり、とても感銘を受けた。
・適正な価格で販売する
・事業にシナジーを与えてお客様の生涯価値を高める
・誰でも同じことができるように営業情報を共有する
・人が困っていることに対して解決策で利益を生む
などなど、当たり前のことを言われているのだが、実行して毎年成長させせているのは、すごいとしか言いようがない。
事業立上げにおいて学ぶことは、営業が大切ということ、それに対して良い商品を作り上げること、そして、お客様の信用を受け続けること、ということだ。
ロボット販売については、自社で製作しているわけではないので、せめて自分が理解しておくこと、そして営業は熱意をもって価値を伝えること、それしかないと改めて感じた。