休暇中に考えること
今日から3日間は休暇で、毎年恒例の沖縄旅行となっているのだけれど、まずは沖縄にこれたことに感謝をしたいと思う。
7月に一件受注が取れたことと、直前であえるが補助金が通ったことで、気持ち的にはすごく楽な気分で休暇を迎えることができた。
まだまだ受注額は低く、旅行に行ける身分ではないことは十分承知の上で、だけど事業をやる初年度から恒例行事に参加できることを示していかないと、結局サラリーマンから独立したら息抜きもできなくなるのか、と勘違いされたくないと思っていた。
独立することへの盲目的な不安がつきまとっているので、多くの日本人がサラリーマンをこなしているとしか思えないのだが、実際に独立したら心の余裕が持てなくなるのも事実だ。
独立したら自分の時間をどう使うかは自由で、例え休暇であっても人生や事業のことを目いっぱい頭を使って考えることができるのが最大のメリットの一つと考えている。
それに対して、サラリーマン時代の休暇は、何とかして休暇中は仕事のことを忘れようという心の持ち方をしていたような気がする。
だから、事業に余裕がなくても休暇を作って旅行にも出かけられるのである。
事業立上げ時期に限らず、だとは思うが、独立したのならば、やっている仕事が全て儲けに直結するため、「寝ずに働く」「休みなしで働く」ようにすれば、売り上げが上がって行くことは薄々気が付いてきている。
「もう少し働け」「今がチャンスだから休んでいる場合ではない」と自分に言い聞かせる自分もいるが、なるべく生活のペースを崩さずに活動をするように心がけている。
寝ずに働かないとヤバい、という状態と、寝ずに働いても苦にならない、という状態は別物で、休暇を取れるかどうかはサジ加減である、ということも初年度から身をもって示したいと考えていたからだ。
これから副業や独立が主流になって、スモールビジネスで経済を活性化させる時代がくるにあたって、長くサラリーマンをしていた人間が独立するにはどうしたらよいのか、ということを、仕事面だけでなく生活面でも示していければと考えている。
とにかく、沖縄に来られてホッとしている、というのが実際の感想だ。
顧客リストの見直し
移動中の飛行機の中で、ずっと見込み顧客のリストを眺めていた。
半年間の成長を確認して、少し余韻に浸ってしまった部分はあるが、しっかりと後半戦に向けて回遊ができるように準備をするという意図をもってリストを遡った。
リストを眺める理由としては、
- 次のアクションのアイデアを引き出す
- 連絡忘れがないかを確認する
- 顔と名前と話した内容の掘り起こし
- せめて名前だけでも記憶にとどめて次に会ったときに備える
という効果があると考えている。
何も移動中に限ったことではなくて、毎日実施すればよいことなのだけれど、ついつい後回しにしてしまいがちなので、気を付けていきたいと思う。
インバウンドも視野にいれて
沖縄も例にもれず、外国からの観光客が多く、それに合わせたサービスやお土産物が多くあることは、街中を歩いていたらすぐに気が付く。
翻訳しかり、液晶掲示板しかり、単なる民芸品のお土産だけでなく、テクノロジーと併せてインバウンド需要の波に乗ることも、ますます流行ってくるであろう。
長い事業計画の中には、トレンドに合わせた商品開発も必要であると常に考えてきているが、今の日本の状況においては、技術継承じみたものづくりの自動化よりも、観光客向け事業を必死こいてい考えた方が得策なのではないだろうか?
色々と手を出して失敗する例もよく聞くが、うまくヒットアンドアウエーで一儲けしている事業者もたくさんいるわけで、どちらかというと後者の方が世の中には多いのではないかと考えている。
ちょうど、「独立したら寝る暇もなく働かないと倒産する」という噂話と同じように、事業に失敗した例の方が、印象に残るし、記事などで目にする機会も多いから、錯覚を起こしてしまっているのだと想定する。
「寝ずに働かずに、色々と手を出しているけど事業が成り立っている」という状態をつくり、継続していくことが一つの木曜でもあると、再認識できたのも休暇ならではのことだ。