補助金の打ち合わせでピリッと
補助金について、交付決定後のオンライン面談を実施した。
どのような内容になるのか不明だったので、事務局からの連絡程度かと思って何も用意をしていなかったのだけれど、開始早々にこちらから事業計画の説明をするという流れで話が始まった。
まずは、開発設計として20年勤めた実績から説明をして、小規模事業者への自動化導入の足掛かりとなるロボットを開発する、という話をした。
話としては、簡単なストーリーに仕上がったと思っているので、誰もがすんなりと受け入れてくれそうなものに仕上がっており、これまでも信用金庫の方や商工会の方に資料を提供して宣伝広告としても使っている。
しかし、それが「未来を描くイメージに直結して貢献できるのか?」「お客様が喜ぶ売り上げにつながるのか」という断面で見ると、今のところ眉唾でしかないのが正直なところだ。
そもそも、うまくデータ取りができる機器として成立するのかも怪しいところではあるのだけれど、懸念点やプレッシャーについては、一つ一つ解決して必死に実践していくしかない。
気持ち的な整理としては、
- 現在の受注できている200万円のデバイスも絡める
- 補助金は200万円の売り上げと捉える
- 合計400万円の売り上げのうち、250万円を費用として使うイメージ
- そうすると、粗利が150万円となる
- おまけに設備としてロボットが残る
といった形で捉えることにして、できる限り費用を圧縮して利益流出しないように努める。
デバイス設計を急がねば
午前中はデバイス開発の受注を受けているお客様と面会をして、ようやく試作機器を預けていただけるようになった。
今一つ、お客様の臨む仕様というのがつかみ切れていないのと、お客様の中でも明確になっていない部分があり、やりにくさが少々生じてきてしまっている。
この状態だと、普通の設計者であれば仕様未決で何も動いてくれないのが関の山であるのだけど、そこを何とかして意図を汲んで前に進めていかなければならない。
帰りしなにも、「逐一進捗は報告ください」なんてコメントをいただいてしまったので、相当イライラしているだろうし、恐らく、毎日不安で不安で、うまく事業が進められるのかと思われているのだろう。
9月末に納品する試作機については、
- 制御は、受け取った試作機と同等レベルの電流値制御?のみとする
- 外形はオール樹脂の削りで仕上げる
- 接触部分は縞模様は止めて、2点式にする
という仕様に固定して、残りの20日間で仕上げることに決めた。
そうと決まれば、まずは樹脂加工屋さんにアポを取って、明日打ち合わせを実施することにして、それまでの間にある程度の構想を固める作戦に出た。
夕刻からのセミナーの時間、移動時間などで構想設計を進め、ある程度の部品構成は頭に描くことができたので、これを具現化して明日の打ち合わせに臨むことにする。
形は、イヤホンケースのような丸みを帯びたものをイメージして、加工が可能か聞いてみることにする。
法人化の手続きや細かい対応も忘れずに
残りの事務作業の時間では、残件として残っていた連絡やイベントへのエントリー、挨拶メールなどの細かいタスクを潰していくことにした。
法人化については、マネーフォワードにエントリーしてそのフォーマットで進めるようにしたのだが、アカウント登録をしたらすぐさま電話連絡が来て次のステップについてのオンライン説明をするからと明日のアポイントを取ってくるのだから大したもんだ。
個人的にもマネーフォワードを使っているので、会計ソフトについては、他の企業と比較するまでもなく一択で進めてしまって、問題ないと考えている。
どこまで伴走して法人化の手続きをサポートしてくれるのかは不明であるが、敷いていただいているレールに乗っていこうと思う。