生物多様性
生物多様性という聞きなれていないワードのセミナーに参加エントリーしていたので、朝から昼まで午前中丸々と参加してきた。
内容としては、環境問題を企業がどう捉えるか、というテーマであって、答えのない、そしてマネタイズのしにくい部分を試行錯誤している活動を紹介するものであった。
古くは、産業革命の時から始まったと言われる環境破壊であって、今さらカーボン循環やら自然循環やらを唱えたところで、人間が社会活動をする限り、緩やかにでも環境を破壊しているものだと考えている。
だからと言って、何も手を打たなければ、スピードを加速させるだけであるから、何かは手を打たなければならないのだけれど、事業活動でよほどの余裕がない限り、環境問題に本格的に取り組むことは難しい。
特に、起業初期段階では、そんな悠長なことは言っていられないとすら考えていたのだが、そんなネガティブな気持ちに変化が生じたのは、二つのキーワードをこのセミナーで知ることができたからだ。
一つ目が、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)といって、企業や投資家が自然環境の影響を評価して、持続可能な経済活動を行うための基盤が整備され、これから益々この評価方法が進むと思われる。
もう一つが、環境スチュワードシップというものだ。
その昔、富裕層が自己資産を次世代に繋げるために雇っていたと言われるのがスチュワードと言われ、きれいにあてはまる日本語はなく、執事とか管理人とかに近いニュアンスのようであるが、地球環境も次世代に繋げるために、まずはスチュワードシップを持たねばならない、というマインドセットとのことであった。
46億年という地球の歴史を想像してしまうと、環境問題も人間の活動も物理現象の一環であって、数万年単位でみれば必ず起きるであろう気候変動や突然変異には手の打ちようがない、と思ってしまうところであるが、そんな長いスパンを考えるのではなく、とにかく次世代、それが人として生きる最大のテーマと考えればよいのだろうと、認識することができた。
売上に直結する内容でもないのだけれど、活動自体の取り組みや、新た出会いもありそうなので、この生物多様性セミナーの会員にもタイミングをみて入会しようと考えている。
法人登録を進める
法人登録を進めるにあたって、マネーフォワードのクラウド会員に入会することにしている。
今日は、さっそくのオンラインによる説明を聞いたのであるが、仕分については全く問題がないと思っていて、気になるのが法人登録についてであった。
キャンペーンを実施しているとのことであったので、30分のオンラインの中で、年間契約を結んでしまうことにした。
さらに、今日締め切りとなっている社印作成のキャンペーンにも応募するために、18時までに定款作成までを実施しなければならず、オンラインの説明が終わったら、すぐさまエントリーの準備を進めることにした。
問題は印鑑証明であったのだけれど、ちょうど商工会で面着の打ち合わせを入れていたので、その移動の最中にコンビニにて印鑑証明を取ることにした。
定款の作成や手続きに必要な流れを、stepを刻んで進めさせてくれるので、恐らくこのまま進めば、無事に法人登録を完了させることができるであろう。
会社の通期設定は1月始まり12月締めとしたが、初年度は3ヵ月ほど長くなる部分については、今一度相談をしてみたいと思う。
新たな案件の兆し
夕方に面着での打ち合わせを実施した。
お相手は、開業間もない3月に事業継承セミナーでのワークショップで知り合った起業家の方であるが、わざわざ近くに来たからと言って会いに来てくれたのである。
お互いに情報交換をという名目であったのだけれど、話をしているとどうやら、今抱えている案件を取るために、ハード部分で小まめに動ける外注先を探されている様子であった。
RFIDを使った、システム全体を構築するという話のようであるが、細かい内容はともかく、「予算の範囲内でできる限りの対応をします」「注文がなくても分かる範囲のことは何でも回答します」という姿勢であることをしっかりとお伝えすることができた。
この話がくれば、いよいよ忙しくなってくる、そんな予感を感じたと共に、同じ起業家として仲間ができた喜びのようなものも感じる瞬間であった。
事業を進めるにあたって、人としての相性もあるとよく聞くから、お付き合いを深めるにあたってはしっかりと見定めていかなければならないと思っているが、今のところ問題はなさそうに感じている。