明日の準備で画像検査の確認
明日の午前中にオンラインにて、食品加工業者と打ち合わせが入っているのは、現場の設備にAi画像カメラを設置できるかどうかの判断をするための打ち合わせである。
取付等の確認と設備への接続についての確認をしたいという話を持ち掛けられるだろうけれども、そもそもカメラの価格がとんでもなく高額だったことについての説明も求められるかもしれない。
まずは、カメラの選定については、広視野タイプではなくて標準で画像認識可能かどうかをもう一度借りている旧型式のカメラで確認だけしておくことにした。
結果としては、70センチほど離して設置をする必要があるが、色付きの脱酸素剤は画像としては捉えられそうということは確認が取れた。
しかし、シール部分の粉の噛み込みについては少々厳しいということは、それとなく伝えておいた方がいいかも知れない。
追加照明についても、後から購入できるので最初は不要でトライをしても問題はないし、そのまま追加照明を使わなくて良い可能性もあるということは上手く説明が必要だ。
取付については、何なりとできるとして、あとは接続についての確認をしておかなければならない。
旧式のふるい設備なのであれば、追加でPLCを使う必要も出てくるだろうし、そこは打ち合わせでしっかりとヒアリングをして一緒に考えるべきだし、打ち合わせまでにカメラ側の通信仕様をもう一度確認しておこうと思う。
とにかく、受注をいただかなければならない案件であるので、しっかりとお客様に安心感を伝えること、誠意を持って対応することを心がけたい。
副業デザイン、覚えていてくれたことに感謝
世間では三連休の最終日であるのだが、今日も相変わらず温調デバイスの試作について、あれやこれや考えていた。
先週お知らせをしておいた加工業者にも連絡を入れて、制御についても調べたりと、色々と作業は尽きない。
そんな中、依頼してから一ヵ月ほど、こちらからの連絡をしていなかったデザイナーの後輩からLINEが届いた。
デザインを進めているというモデリング画像を添付して、中身の構成についての質問をしてきてくれているのだ。
副業でお願いをしているので、だいぶ後回しになっていたとはいえ、向こうから連絡をしてきてくれることに喜びを感じた。
正直、先輩からの依頼ではやりにくいのではないかと思っていたので、場合によっては断りを入れて別の業者にお願いするか、とも考えていたし、毎日の本業の忙しさの中で時間を取ってデザインをやるというのは難しいことであるのも想像ができていた。
それなのに、対応してくれていたのは嬉しい限りだ。
これから、年末にかけて本格的なデザインを決定しなければならなし、少しやり取りも増えていくのだから、お互いに負担にならないように、よいコミュニケーションを継続していきたい。
困ったときはコミュニケーション
その温調デバイスについては、制御の部分でどうしても腑に落ちない部分があって、モヤモヤしていた。
こちらが入る前の試作機を手渡されたのだが、うまく通信ができていないし、そもそもどのような制御をしていたのかもよく分からないからだ。
ここは思い切って、独断でアプリ設計をしている業者へ連絡してみることにした。
昼間LINEを入れて、何回かやり取りを重ねたが、煩雑になってきたので夜に電話をさせてもらうことにした。
結果としては、これまでの経緯と、現状についての概要が何となく理解できたのは良かったが、肝心の制御プログラムについては、そのまま活用できるものはなくて、アプリ側もマイコン側も何かしら手を加えなければならないことが判明した。
9月末までの緊急対応と12月までの恒久対応に分けることにして、アプリ側も大幅な変更が必要であることは、越権行為ではなるが、そうも言っていられないので、こちらから伝えてしまった。
とにかく、緊急対応策をどうするか、明後日の打ち合わせまでに作戦を決めて、確実に進めていかなければならない。
お客様の要望である「温度保証」について、保証することは困難であることをネガティブに受け取られないように説明をして、温度センサー搭載を断念していただくか、温度センサーによる制御をしない方向で進めることになるだろう。