毎日更新 限定  起業日誌

243日目 作業するときは則巻博士の気分で

土日で製作と言うが大丈夫か?

2週間前に手配したケーシング部品がこの土日に納品されるということもあって、土日は丸々試作機の組み立てに時間を割くことに決めていた。

決めていたのは良いが、手配後に温度センサーを内蔵することに決まったこともあって、追加で手加工の作業が多く、本当に土日だけの作業で間に合うのか、とても心配になってきた。

とは言え、今日できるところはできる限り進めるという姿勢で、朝から晩まで作業を実施したのだが、進捗としては一進一退の繰り返しで、冷や汗をかいてばかりの一日であった。

冷や汗が出た最大の理由は、重要な電子部品であるペルチェ素子とサーミスタを故障させてしまったことだ。

幸いにも代替品で何とかなったからよいが、代替品がなく購入せざるを得ない状況であったらその時点で万事休すである。

明日、胴体ケース部分が納品されるので、今日のところはヘッド部分の組み立てと性能が出るかどうかの確認である。

サーミスタを挿入する小さな穴をアルミの板に開けることや、断線に注意しながら組み立てることなど、「何を今さらこんなことを」とも思いつつ、何とか性能確認までを終えることができた。

この調子で明日はどこまで進めることができるだろうか?不安な気持ちもあるが、区切りの良いところで明日へと持ち越しとする。

カメラユニットは大丈夫か?

作業をしながらも気になるのは次の案件である、カメラ認識ユニットのことである。

お客様からの荷物が届くのが幸いにも月曜日になるということで、火曜日の打ち合わせには構想案を提示するのみで済みそうな感じではあるが、そんなことよりも、この案件はサクっと終了させなければならないとヤキモキする気持ちが募る。

デバイス試作のように、モタモタていたらよくないし、かと言ってお客様からの信頼を獲得して、別の向上からの案件ももらっていかなければならないので、丁寧さも大切である。

先週、隙間時間で少し構想を進めた際には、ある程度思っていた通りに進められそうな感じはあったのだが、念のために設備メーカーに問い合わせをして聞いてみようというところに落ち着いたのに、問い合わせができていない。

週明けすぐに問い合わせをして、打ち合わせの際には、設計情報として持っておかなければならないことを持っておかなければならない。

これはこれで、実績を作れば、多くのお客様に紹介できるようになると考えている。

スタートアップをはじめ、ほとんどのAiカメラを使った業者は1000万円級の見積もりを出している状況にたいして、数百万円で対応できるサービスを作り上げることができるのであるから、これは何としてもものにしたい案件である。

伝えることがあるという実感

作業に追われて手を動かしている一方で、頭の中は「講師案件や補助金採択の情報を早く見込み客の方々に連絡をしなければ」と焦る自分がいる。

トピックスが生まれて、その話題を伝える方々いる、という状況は何もないところからスタートしたことを考えると、「一つ一つ積み上げないとなり得ないことなのだな」と改めて人とのつながりというのが大切であることを実感できる。

名刺交換リストも700名を超えて、エクセルでリスト化してきたものも、1000名をメドに何か違う方法で管理していく方がいいのかもと考えてきている。

見込み客についても、予算作成という断面で案件リストを作成して営業リストとして改良を加えてみた方が、効率と確率が上がるのかも知れない。

とにかく、伝えることが増えて、伝える相手がいるということは事業活動における栄養ドリンクのようなもので、気持ちを高揚させてくれるし、精神的にも前向きな気持ちにさせてくれるものである。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立
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