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246日目 ものづくりで事務作業が後回し

久しぶりに事務作業に専念できる日であったがあっという間に時間は過ぎていった。

上手くいった打ち合わせ

午前中に予定されていた食品加工業者とのオンライン打ち合わせは、Aiカメラシステムの構成や設置方法などを最終確認する場として予定していたものだ。

気持ちとしては、とにかくお客様に安心していただけること、任せてよかったと思ってもらえることが最優先であって、金額については二の次であった。

10時の打ち合わせ開始の2時間まえからPPT2枚の構想資料を作成することにしていたので、家族が出発して静まり返った家で集中して作業を開始した。

多少は構想を頭で描いていたので、あとは絵や図を切り貼りしてという、いつも作業であったのだが、思いの外いけそうな構想を描くことができたし、不明な点はメーカーに電話で聞いて明らかにしてから打ち合わせに臨んだので、気持ちとしては落ち着てお客様に提案をすることができた。

  1. 10月24日を目標に納品をすること
  2. 今週中に見積もりを出すこと
  3. 予算感としては前回提出の112万円は確保しているとのこと
  4. モーター作動中のシグナル点灯を追加したいとのこと
  5. この件を皮切りに他の自動化案件も進めたい意向

何よりも、この案件に留まらず、次の案件も一緒にやりましょうと声をかけていただいたことは本当に嬉しい限りである。

一つ実績を作れば他のお客様への提案もできるし、本当に感謝の気持ちでいっぱいになる。

Aiを使った画像認識は、巷では1000万円級の設備投資が必要と言われているのに対して、数百万円で対応できるという実績を残せたことは、とても弾みになる。

しっかりと対応して納期も間に合わせて、早めの始動を心がけるようにする。

さあ構想設計開始

午後からは、予定していた事務作業を後回しにして、とにかく早く必要部品を手配することに決めた。

部品待ちの状態で時間が過ぎてしまうのはもったいないし、後になって納期が間に合わないという結果にならないように、多少見切り発車の部分があっても手配をしてしまうことにした。

  1. 電源、ブレーカー周辺部品
  2. リレー、パトライト関係
  3. デモ用のベルトコンベヤ

など、主要な部品の手配を完了させ、残るはフレーム関連の構想を進めて手配をすれば大方はOKで入荷待ちの間に事務作業を進めることにする。

多少気になるのは、リレー制御の部分で不明点が残っているのと、一番の問題はケーブル作成を外注にするかの判断をいつまでにするかということである。

相変わらず切り替えが下手くそで、製作作業に入ってしまったら事務作業が進められないのは改善をしていかなければならないが、今のところは改善は難しいので、だったら先にできるところまでやってしまうことにする。

新規案件は人任せ

何週間か前に商工会から電話連絡をいただいていた、大手企業からの受託設計案件について、先方から「技術的に大丈夫か?こんなことをしてもらいたい?」というメールが届いたらしく、その連絡をいただいた。

結論としては、技術的には全く問題はなく、なおかつ図面改良が主なタスクということで、なおさら内容としては問題がないということをメールで返信をした。

一つ懸念としては、CADソフトが高額であるため、ライセンスをお借りしたいということくらいである。

前向きに検討をいただくように、商工会の担当の方にお願いをして、良い返事を待つことにした。

開業当初、いやかなり前の段階から「設計の受託はわりに合わないからやめること」と自分に言い聞かせてきたのだけれど、今回、その設計案件でしかも図面修正程度の依頼を引き受けるのか、実は迷う部分ではあった。

現に、商工会の担当の方に3月頃に初めてお会いした際には「機械設計の会社ではない」ということを伝えていたように記憶している。

ということは、開業してから数か月は、設計や製作などのモノづくりを実際にやるよりも、手っ取り早くできるコンサルティングやロボット商社でやっていきたいと思っていたのだと自分でも今さらながらに気が付くことである。

2月の開業から7月まで、ほとんど受注もない状態で気持ちが変わったのかもしれないのだが、気が付けば製作や設計の仕事をメインで引き受けているのである。

もちろん将来的にはコンサルティングでメシを食べれるようにする必要があるし、余裕が出てきてから本格的に自社製品を開発するという青写真は描いてきている。

今はとにかく実績を作れるのであれば何でもするし、自分で営業しなくても誰かに紹介してもらう形で人に営業をしてもらうということも積極的に受け入れて、即断即決で物事を進めていきたい。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立