公証人役場への連絡
法人登録するにあたって、デバイスの受注をいただいている先輩起業家の方からは、「行政書士さんに依頼して数十万は支払うから大変」とコメントをいただいていたのだけど、自分としては「できるところまで自分で対応する」と考えていた。
一方で、会計についてもマネーフォワードで法人会計をしていくことに決めていたので、法人登録するにあたって、まずはそちらのアカウント登録を進めることにした。
すると、定款作成やら社印作成やらの特典サービスがついていることが分かり、法人登録もマネーフォワードを活用させていただくことにしたのが先月のことである。
本来であれば、9月中に登録をして10月1日から法人活動スタートとしたいところであったが、期末日設定の勘違いもあり少し伸びてしまって、10月17日の設立を目標に再始動をしたところである。
今週、定款が作成できたと行政書士の先生からメールをいただいていたので、丁寧な手順書をもとに次のやるべき事である「公証人役場への訪問予約」を指定された役場へ電話してみたのだ。
何も分からない状態で電話して、最初は戸惑い、電話口の担当の方を困らせてしまったが、「行政書士の先生が地元の公証人役場の公証人の方へ既に連絡済みである」という事実を理解したときに、法人化の意味と流れが把握できたような気がした。
とにかく、個別に行政書士事務所に依頼して法人登録すると数十万円の手数料(代行料)がかかるところ、マネーフォワードであればほぼゼロ円で定款作成と法人登録のサポートを受けられ、なおかつ丁寧な手順書で法人登録のカラクリまで理解できるのだから、活用しない手はないし、偶然にも先にマネーフォワードの登録を進めたことにラッキーさを感じている。
健康第一を忘れずに
朝一番から予約していたMRIの検査を受けに、総合病院へ向かった。
思えば、人間ドックの結果で「主膵管拡張」による再検査の申告を受けてからのこの2週間、生きた心地がしない毎日であった。
おかげで「沈黙の臓器」と言われるすい臓とすい臓がんについての知識は身に着いたのだけれど、ある程度情報を探っていくと、これ以上調べても、これ以上考えても、何も変わらない、検査を受けないことには始まらないと思うようになっていった。
- 最悪はステージ4のすい臓がん
- 初期段階でのすい臓がんの発見
- 何も異常なし
この3段階に分けて、検査の結果を受け入れるしかないと腹をくくれたのは、これからの人生を生きる上で、すごく良い経験ができたとすら思えてきていた。
結果としては3の異常なしであったのだが、ホッとする一方で、どの結果となったとしても、今、毎日活動している内容を変えることはないし、目標設定も行動指針も、家族とのかかわり方も、何一つ変わることはない、という結論に至って、この2週間をいつも通り生活できたことは、今後生きていく上で少しは役に立つ経験になったような気がする。
一つの経験値、一つの強みとして、残しておくとともに、それでもやはり「健康第一」というのは改めて感じるところである。
元同僚との答え合わせ
午後からは、奉納祭りで子供神輿を担ぐ子供たちを小学校へ迎えにいって、旅所まで送ったあと、昨日行った展示会場へ向かうことにした。
元同僚と会うために展示会場をウロウロしていると、あるブースのアテンダーの方から声をかけられた。
開業当初に出会った画像認識装置メーカーの方から逆に声をかけられた形になったのだけれど、逆にこの半年で知り合いも増えてよかったなと思える瞬間であった。
そう言えば、開業当初は「とにかく出会いを求め、ファンを作ること」という一点だけをテーマに活動をしていたことを思い出し、成長を感じるとともに、初心を忘れずに行動しなければと思い起こさせてくれる声かけであった。
元同僚とは、その後、一杯飲みに行き、この2年間のお互いの活動や家族含めた近況報告をして盛り上がったのだけれど、大手企業でサラリーマンを続けている元同僚と大手企業から小規模企業を経て独立した自分とは見る世界が違ってきていて、最新の大手事情の話は新鮮で興味深かった。
自動化、省人化の流れは大手も同じであるし、副業や転職などのトレンドに加えて、新規事業への取り組みとスタートアップの関りなどは大手と言えども今後関わる可能性は大なので、常に情報にアンテナを張って活動をした方がよい再認識した。
別段顧問を付けるわけでもなく一人で活動していると方向性があっているのか見失うことがあるから、客観的な意見として、このように友人に会い、意見を聞くことは、自分の行動に対しての答え合わせになるのかも知れない。