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250日目 嬉しさよりも不安が募る2ゴール目

無事に受注で2ゴール目

画像認識で脱酸素剤の有無を確認するシステムとして見積提出していた案件について、無事に受注のお知らせがメールにて届いた。

専務と出会ってから、オンラインにて顔合わせをさせていただき、実際に工場に訪問させていただいたのは5月の末あたりで、そこから何回か連携を取り合ってようやくたどり着いた受注である。

振り返ると色々と手を打ったなと感じるが、お客様のことを考えながら「どう思っているのか?どう思われているのか?」ということを問いながら、その都度ベストな対応をしていった結果だと思う。

一方で、納期については今月中ということもあるし、この先のスケジュールと照らし合わせると、そこまで余裕がある状態ではない。

何よりも、リレーやパトライトを使ってどこまで、どうやって製作すればよいのか、手探りから進めるというところも、綱渡りでしかない。

とりあえずモノさえあれば、何かもがけるはずであるから、構想を練りながら必要な部材を揃えるところから急ぐようにする。

試作2号機はだいぶすっきりできたけど最終形への不安

温調デバイスについては、最初から2台の試作は作ろうとしていたので、部材は2台分を用意していたものの、いつ作るか決めかねて少々先延ばしにしていた感はあるのだが、お客様の社長から、2号機が欲しいと言われて火がついていた状態だ。

この土日で仕上げるつもりで、今日は集中して朝から作業を開始することにした。

前回は、配線をしながら、都度追加加工もしながらの手探りで作っていたのに対して、今回は製作工程も分かっているので、ある程度段取りを付けながら、なおかつ次のためにケーブルの写真を撮りながら作業を進めることができた。

何とか1日で仕上げることができたものの、やはり最終形の10台について、今のままの形状では厳しいなと思うところもあって、不安しか残らない2号機の試作製作となった。

配線については、コストも考えて現状のままで進めるしかないとして、制御のプログラムの微修正や温度放熱の問題は悩ましいところである。

そして、何といっても一番の課題は外形デザインについて、10台分を安く作ることができるのか、という最大の問題がクリアできていない。

簡易金型をおこして、費用に足が出る場合にはお客様にも負担をしてもらう、という方向で進めるか、または卓上の射出成型機を購入してしまうか、それでも型代は必要になるし、外注費用が膨大になってしまうのではないか、という不安がついて回る。

外注先を探すという観点と、見積もりを取って値ごろ感を確認しておくという観点をもって、この先調査を進めていかなければならない。

次のゴールに向けてやるべき事

2ゴール目をもらえたことは有難いことであるし自信にもなっているが、3ゴール目、4ゴール目のあてがないのは不安極まりない部分である。

やれることは、新たな出会いを求めることと、これまで出会った方々と関係を深めて、そこから引合いに繋げることの2面での活動量を増やしていかなければならない。

今月はセミナーも控えているし、その実績は発信できるだろうし、画像認識のシステムとしての実績もアピールできるようになるかと思うので、顧客回遊がしやすくなることは間違いない。

ぼんやりとでも引合いっぽいニュアンスのコメントをいただいてから、10回のやり取りを経てようやく受注をいただける、と考えると、とんでもない長い道のりとも思うが、まずは入口のところで引合い案件が生まれなければ始まらない。

一方で、次の出会いを求めた活動計画も製作に集中する期間だとなかなか進められないし、キャンセルをして作業に時間を充てることも出てくるから、気軽にアポイントを取ることもできない。

せめて、納品後の空いたスケジュールを埋めること、面白そうな出会いの場がないかの情報収集をすることは、製作の期間中も怠らずにやっていこうと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立