毎日更新 限定  起業日誌

256日目 製作に集中できるように段取りを

製作案件の進捗確認

画像認識システムについては、24日に納品を約束してしまっている以上は、後戻りはできないのだけれど、かと言って2週間先のことであるし、全く無謀なスケジュールでもない状況だ。

組み立てられたとしても気になるのが、

  1. NGが出たときに赤信号をキープできるのか
  2. その際にコンベヤの駆動をOFFにし続けることができるのか
  3. 画像認識としてOK、NG判断が確実に実行できるのか

という点であって、そこをクリアにしなければならない。

特に、①②については、そもそもリレー制御で対応できるのか、という根本的な理屈を理解せずに、「何となくできると思う」で進めてしまっているのだから、我ながらビビっている部分でもある。

とにかく、その辺りの実証実験を進めなければならないから、明日からの3連休は集中して作業を実行することにする。

運命の信用金庫で初面談

お昼の時間を利用して、延び延びとなっていた信用金庫の融資相談を無理やり入れてもらうことにしていたのは、このままだと年内に資金がショートするという事態になっているからである。

お世話になっている信用金庫との関りとしても、オンライン予約の第一号というエピソードや初回から支店長とお話ができたという点で、何かしらの融資はいただけるだろうという勝算はあるものの、やはり不安はつきまとっている。

店舗経営ではないので、集客が見込めるのか、キャッシュが毎月確実に入ってくる事業となっているのか、をしっかりと説明をしなければならない。

初回にお会いした時と比べれば、実績も出てきて具体的な話もできるし、案件もそれなりに出てきている、補助金の話もある。

ドキドキしながら、担当の方とお話をさせていただいたが、はっきりと「大丈夫です」という言葉はいただけず、不安そうな顔つきをされているのだ。

若い担当の方なので、上司から色々と突っ込まれるというところもあるのだろうけれども、とにかく頑張ってもらうしかないのだから、こちらとしても「申請が通るように情報は全てお伝えします」と頼み込むしかなかった。

どうも、受託で設計製作をする製作会社のようなものを扱うことが少ないらしく、店舗内でもあまりイメージが湧いてきていないらしいが、計画書等は担当の方が修正をしながら進めていくということなので、全面協力をお伝えして今日のところは終了となった。

生物多様性の実現と自動化と

融資の相談の後はすぐさま、大手企業の敷地に入って、「生物多様性」についてのセミナーに参加してきた。

工場敷地内に植物園を作って街中であるが生物多様性を実現しようと取り組まれていることについての説明会と言う形の商工会主催のセミナーである。

生物多少性と言っても範囲が広いので、木花と鳥という観点でみても、街中の公園や森林でバードウオッチングをすることはとても重要なことで、生息する鳥の種類によって木花が不足しているのかの判断基準になるということなのだ。

多様な生物が人が産業を持ち込む前のその土地に生息していたかが大切なようで、いわゆる土着の生物をできる限り維持して多様な生き物を継続的に生息させていく努力が求められているとのことだ。

大手企業となれば、利益の一部は社会貢献活動に充てることは当たり前で、どの企業も環境問題や教育、今流行で言えば、サステナブルやウェルビーイングだろう。

とにかく、余裕な資金が生まれれば、そういった本業以外に力を入れるという意味で言えば、自動化も同じことではないだろうか。

小規模事業者的に言えば、設備投資に回すというところなのだろうけれども、それは社会環境や時流にマッチした設備投資であるべきで、省人化や人手不足解消は一丁目一番地である。

工場敷地内の多様な植物が植えられた庭園を歩きながら、その植物に興味を持つというよりも、ビジネスの大きな枠組みについて、俯瞰した一から眺めることしかできなかった。

具体的に言うなれば「余裕があるところに注文を取りに行け」という商売の基本的なことに行きつくのだろう。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立