毎日更新 限定  起業日誌

260日目 なんとか納品が見えてきた

やることで見えてくる4日間

連休から今日までの4日間、温調デバイスと同等かそれ以上の時間をかけてAi画像認識システムの構築に集中して工数を割いてしまった。

温調デバイスの時もそうであったが、今回は増して感じるのは、「この作業が無駄にならず次につながる」という感覚である。

やっていることは、大手企業で実行していた作業の1/10にも満たないような、小さな設計・製作作業ではあるが、これを実績とできるのとできないのとでは、雲泥の差があることは身をもって感じるのだ。

後は、見た目を整えて、Ai画像のデータを食わせる作業を実施するのみとなるのだが、見た目が整った時点でしっかりと写真撮影をして商材として残しておこうと思う。

このAi画像認識は、最近よく言われていることであるのに対して、価格としては1000万円級のシステムが多い中で、キーエンスのカメラを担ぐことで数百万円でお客様へ届けることができそうだからだ。

システム構築はできることは分かったので、これから数日間と納品してから、またデモ機を使うなどして、データの取り扱い方やAiの設定、ネット接続の方法などを研究していければと思う。

もちろん補助金のデータ取りも併せて対応していかなければならない。

資本金の入金

集中作業のほんの一瞬の合間を縫って、信用金庫に資本金の振込手続きをしに行った。

対応してもらっている視点が12時閉店であることをすっかり忘れてしまっていたので、隣の支店まで行かなければならなくなってしまったことは、ちょっとしたミスとして反省する点である。

そのせいもあってか、普通に窓口で、普通に振込手続きをしてもらっただけなので、「これが資本金か」と感傷に浸ることもなく支店を後にすることになった。

とは言え、これから法人としてやっていく第一歩であり、17日の法人登録に向けて、より一層気を引き締めていこうという「ちょっとした意気込み」のような気持ちは湧いてきている。

何よりも、新たな売り上げが立っていない状況で、ふとした瞬間に気を抜くと、お金のことが頭から離れない状況に陥ってしまうのが最近である。

だからこそ、作業に没頭して、気を紛らわしているというのも本能的にあるのかも知れないが、作業がひと段落したところなのだから、しっかりと次の売り上げにつながるようなストーリー作りをしていこうと思う。

オンライン打ち合わせ お客様に寄り添えているか

午前中にも一件、温調デバイスを依頼してくださっているお客様とのオンライン打ち合わせがあった。

ハード面でもソフト面でも、まだまだ仕様が決まっていない状況で、何かあれば「大学の先生にお聞きして決めよう」という流れになっているので、聞きに行かなければならない。

年末から1月にかけての10台をどうやって形にするかが、次の頭を悩ませる種であるのだが、こちらとしては金額面でも相当に厳しい状況が続いていると考えている。

その点については、少しジャブ的にお伝えはしてみたものの、そこまでコストがかかることを理解していなかったようであるし、前のように「追加費用が必要ならば言ってください」という言葉もなくなってきている。

このことからも分かるのは、お客様の最大の心配事はこの10台のことではなくて、その先のストーリーをどうするか、新たに資金調達ができるのか、ということなのだと推測できるオンラインであった。

何とか費用を抑えて、かつ機能を実現できるよう、工夫することと実験することは自社でできることとしても、製作面については外部業者に少し相談をしてみようと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立