毎日更新 限定  起業日誌

343日目 緩やかな滑り出し

最低限の年始挨拶

年始挨拶は、本来であれば昨年に出会った方々へ連絡をするべきなのであろうけれども、そこまで深い仲になっていないのに、ここぞとばかりに年始挨拶を入れるのは逆効果と判断をして、受注いただいた方や直近で紹介をいただいた方への連絡のみとした。

年始挨拶をしたところでマイナスにならないのであれば、連絡を入れるべきであるという意見もあるだろうけれど、オートマチックにDMを送られても、今の事業規模からして、認知度を上げるためだけにその手法を取ることは経営方針的にも、直感的に止めておけ、という結論に至るのだ。

とにかく、現状では2月以降の売り上げを何とかしなければいけないというリスクに対して、最も有効と思われる設計案件の話をいただいている企業の取締役と紹介いただいた方へのご挨拶は念入りに対応をしなければならない。

逆に言えば、今年はその程度の年始挨拶をするステークスホルダーしか存在しないということになるが、これが来年にどれだけ増やせるか、というのも一つの指針や成果と見ても良いかも知れない。

経費処理で頭の整理

挨拶メールをしながら気になったのが、納品処理の伝票類で、挨拶ついでメーカーへ確認していただくことを文言に添えつつ、こちらとしてもその他の伝票を確認しながら補助金の報告書の準備に備えることにした。

伝票を整理することで、これまでの活動を振り返ることができるし、やってきたことと、これからやるべき事が整理できるのではないかと考えたからだ。

法人化してからは、経費処理を立替清算という形で、月に2回ほどに分けて伝票処理をすることにしているから、そのフォーマットに合わせて整理していると、12月からバタバタと温調デバイスの製作に追われて整理できていなかった期間を振り返ることができた。

頭が整理できたからと言って、身体が全力で次の事業活動に専念できるかとい言えばそうでもなく、今さらながら年末年始の緩やかな時間を過ごしてしまっていたことへの罪悪感が少し残るが、それも独立したことで得られる感情と割り切って前に進むことにする。

小さな仕事で喜びを

暇な訳ではないが、少し心にもゆとりのある仕事始めの日の仕事として、友人から依頼を受けていたシャツのデザインについて、数日前にあれこれと作成した資料を仲間内にお披露目をすることにした。

小さな仕事ではあるが、人を喜ばせるという意味では立派な仕事であるし、利益はなくとも仕入先を検討したりすることは意外と大変なものである。

友人であろうとお客様であろうと、期待を上回ることができたときに「ありがとう」と言ってもらえるような仕事であることが大切で、その積み重ねで利益を生み出すことが事業活動なのだと思う。

決してボランティアになってはいけないが、お金をいただけるようになるまではボランティアとなってでもやり続けなければならない。

事業活動の第一歩は、知人友人の頼みごとを引き受けて、喜んでいただけるようなことでお金をもらうこと、そそて、感謝される喜びを得る経験をすることが大切だ。

小さな仕事で喜びを得るということを原点にしていきたい。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立