毎日更新 限定  起業日誌

35日目 一人事業計画で先を歩く不安

補助金申請の入力

昨日に引き続き補助金申請の入力に一日費やした。

今回は、既存事業に加えて別の事業の柱を立てるために小規模事業者持続化補助金を活用する形になるので、事業再構築のようなストーリーとなっている。

とは言え、既存事業もまだ売り上げがあがっていない状況なのに大丈夫なのか?と思う部分もあるのだが、やるだけやってみると決めている。

・そもそも創業枠なのだから実績は問われないだろうということ

・商工会議所に電話したら締め切りの7日までにいつでも来てくださいということだった

・計画書を入力しているうちにストーリーができてくるのでやって損はない

3個目の事業計画を作ると、ストーリーと事実を組み合わせて、ロジカル的に矛盾はないか、という観点で事業を見つめる機会となるため、良いことだと思っている。

しかし、世の中の補助金はほとんどのケースで経営者が自ら計画書をゼロから作成していることはないという現実を見なくてはいけない。

・経営者が事業計画書をかけないなんてけしからん

・経営者が事業計画書を書いている暇などない、自分で書いている時点で事業は失敗する

という二面性がある気がしている。

事業計画を考えながら、邪念として「こんなことやっていていいのか」「このストーリーで事業を進めれば補助金は通りそうだ」「こんな計画作っても意味がいない」「もっと客観的な情報を集めないと」などなど、頭の中でグルグルと意見が交錯している状態だ。

明日、午前中に前職の会社へ行って実験をする予定をしていたが、補助金申請を優先することに決めたので、とにかく計画書を作り上げて商工会議所に行くところまで完結させる。

早稲田ロボットセミナー

昨日の土曜日の話であるが、早稲田のロボット研究のプレゼン発表会を視聴した。

4時間の長丁場だったので、全てをしっかり聞いていたわけではないのだが、すごく興味深い、一方で「ああ、もうこういう世界には戻れないのだな」という少し寂しい気持ちにもなった。

オンライン視聴を申し込んだ理由としては、「ロボットを扱う職業についているのだから、先端の研究の状況を知っておく」ということになる。

ロボットに関しての意識は、とにかくSF漫画の影響を受けすぎていて、一般人のイメージする世界は遠い先、または実現不可能なことまでできると勘違いしてしまっていることが多い。

・自動運転については、センシングと曖昧さをどこまで追求できるのか

・完全に人間が操作をしないというより、半自動のような取り組みが落としどころか

・ハードウエアの性能によってロボットアームの学習機能の活かされ方が変わる

・AIのレベルが上がっているのに対して、ハードの技術が追い付いていない印象

・画像認識の誤差を埋めるのは、植物の成長などを追って経過を学習させることなのかも

・宇宙開発でも足かせとなっているのはハードの技術、若手のレベルは落ちてきているかも

・研究となるとダイナミックなことよりもコツコツやることだから成果は遅い

・学生による研究モチベーションよりGAFAの研究の方がダイナミックなのだろう

うわべだけの感想になるが、これから小規模事業者向けに自動化を導入していこうとしているのだから、先端の研究を知っておくことは大切だと考えている。

懇親会のお誘い

2月に初めて参加した交流会の主催者社長からメッセンジャーのコメントが届いた。3月の懇親会は参加しますか?という質問だ。

間髪入れずに参加をお願いしたのだが、その日は前職で仲の良かった後輩の送別会と重なっていた。

残念ながら、今の事業の状態を考えると交流会をパスする判断はあり得ないため、後輩の送別会は行けない。

贈り物を届けるなど、何かしようとは思うが、友人関係の付き合いを大切にしてきた身としては、すごくつらい判断である。

それもこれも、早く事業を立ち上げて安定稼働できるようになれば、一度の交流会の懇親会をパスして、友人の付き合いを大切にできるのだ。

独立するときのモチベーションとして、友人関係を大切にするという人生のテーマがあったが、それが達成できていないことにすごくもどかしさを感じる。

一方で、X(Twitter)では、展示会で挨拶を交わした加工業者の上司にあたる社長からのフォローをもらえた。

アカウントを別名にしているので、気が付いているかは定かではないが、面会したときに話のネタで使えればと思う。

とにかく、今は事業のことを知ってもらって、これからやろうとしていることのポテンシャルを感じてもらい、ファンになってもらうこと。

それに集中して3月もできる限り懇親会に参加していこうと考えている。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立