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362日目 体裁整えに走れば品質は下がる

予想以上に手間暇かかる設計案件

もう設計からはいったん離れて、展示会やら補助金やらに集中したいところなのに、今日もちょこまかと図面の修正などを繰り返して長時間を吸い上げられてしまった。

軽い気持ちで引き受けた設計案件であるが、予想以上に手間暇がかかることを今さらながらに感じているところだ。

加えて、時給単価も3500円と業界最安値ときているから、設計事務所としては本当にじり貧のところにいるということは強く認識しておかなければいけない。

このお客様とは深い関係となって、コンサル的な立場で将来的にはお付き合いができればと目論んでいるが、それにしても代償が大きすぎるのかも知れない。

果たしてリピート案件がどの程度あるのかも定かではないし、展示会明けの状況がどうなるか、少々ビビりながら、一時の間は設計から軸足を外して別の作業を進めるようにしていくようにするのだ。

チラシ作り

展示会で体裁を整えるためにはチラシは必須である。

ここまで来たら、本当に手をかけずに、うわべだけの体裁で良いと思っているので、内容はほとんどをAiに任せて、A4裏表を印刷したチラシを作成することにした。

表に大きな絵とキャッチコピー、裏側に箇条書きのコメントをびっしり、という一般的なチラシを真似て作成してみたが、詳しく読めば突っ込みどころしかないチラシが出来上がってしまった。

それでもよく見る人なんていないだろう、ということで、強引にそれで200枚を手配することにして、発注までをいっきに進めるようにした。

パッケージの大切はを十分に知っておきながら、何もパッケージできていないチラシデザインしか作れない状況に、残念な気持ちになるはずであるが、時間もない局面であるからか、そんな感情も麻痺してきている。

補助金のデータ整理

先週末に現場で取らせていただいたデータや動画を整理して、報告書というドキュメントに変換できるのかをイメージしてみることにした。

チラシ同様、こちらの報告書も最低限の体裁さえ整えばよい、というマインドになってきてしまっているので、半ば投げやりな感じで報告書作成を急いでいるところだ。

あとは、角度計測のデータと超音波距離計測、その辺りのデータおよび現場画像が出そろえば、何とかそれなりの形にできそうな気がしてきている。

時間がなければ品質は低下する、当たり前のことであるので、今回は自社のマーケット資料や補助金報告書のレベルを下げたことで自社が被害を被るだけであるが、お客様へ届ける消費やサービスで体裁整えただけの成果物を納品することだけは避けなければいけない。

自社に対してのケアも全力で対応できるように、次からは余裕をもって作業ができるよう、スケジュール調整を丁寧に実施していくようにしたい。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立