ドンピシャな展示会
今日から三日間、インテックス大阪で開かれる大きな展示会に取引先のロボットメーカーが出展している。
最初に出店を聞いた時には、アテンドに参加させてもらえたらいいな、と勝手なことを考えていた。
向こうの都合もあるし、代理店がメーカーの出店をサポートするには、相当仲良くなるか、相当の引き合いを寄与しない限り難しいだろう、とも思う。
今日の午後と明日は終日、他の用事を入れてしまっていたので、最終日しか丸一日入れる状況ではなかったこともあって、アテンド参加作戦は断念することにした。
3日間ともスケジュールが空いていたら、もしかしたら事前にアテンド参加をお願いしていた可能性もあるが、今回はそうならなかったということで、作戦を変えなければならない。
なので、とりあえず、初日の朝に挨拶に行って様子を伺い、最終日は一日展示会をうろうろしながら、あわよくば引き合いをいただければいいな、という作戦に出ることにした。
午後の用事のことを考えたら、会場にいられるのは1時間程度。
それでも、これまでオンラインでしか話をしたことのないメーカーにしっかりと挨拶をすることは大切と思っている。
しっかりと、挨拶を交わすことができ、他の展示ブースの様子も確認して、会場をあとにした。
金曜日の朝に再度ブースに行って、二日間の感触を聞いてから、その日をどう過ごすかを決めたいと思う。
とにかく4月、5月で注文をもらえるような有効な引き合いを獲得することが目的であるので、そうなるならば「おこぼれ頂戴」でもOKとしなければならない。
安心して代理店を任せてもらえるように、メーカーに対してもファンになってもらえるくらい、しっかりとした対応をしていきたい。
仕組み化できていない組織
午後からの用事というのは、前職の企業にて、来客デモ対応である。
14時からスタートであったので、13時には事務所に行く必要があった。
展示会場からは2時間ほどかかるため、電車一本も遅らせることができないし、昼休憩を取っている暇もない。
電車乗り換えの待ち時間でおにぎりを食べて昼ごはんとした。
ゆっくりと昼食を取りたい訳ではないが、なりふり構ってはいられない現状であるので、注文が取れるまではなるべく昼ご飯には時間をかけないように決めている。
来客デモとしては、昨日も準備で1時間ほど練習をしていたので、問題はほとんどなかった。報告書追記の宿題ももらえたので、それ自体は大成功であったと言える。
気になるのは、退職したその会社の組織状態である。
相変わらず、個が別々に動いている感じがあり、仕組み化ができていない部分が見受けられる。
仕組み化が一番必要なのは、注文を取るという断面だと思っている。
モノづくりや事務処理は、ある程度ネットに落ちている情報で、それなりに仕組み化できてしまう部分があり、企業間での差はほとんどないと感じている。
それに対して、営業の部分では、注文の取り方というマニュアルは存在しないので、営業スタンスがバラバラとなり、品質の悪化や顧客との関係悪化につながってしまうケースが少なくない。
仕組み化ができないのであれば、せめて組織のトップがしっかりと情報を発信して、どのように動けばいいのかを従業員に伝えることが大切となる。
仕組み化ができていなくて、経営陣が情報発信を怠ってしまったら、いよいよ組織は危ういフェーズに入ってしまう可能性があると感じている。
これから、どのような取り組みをして変化していくのかをウォッチしていきたいと思う。
イレギュラーでも注文は注文
前々職の先輩から依頼された加工部品について、早朝にお客様から注文のメールが届いた。
イレギュラーでもあり、3万円弱と少額であっても、注文は注文である。
1万円の仕事を10個、3万円の仕事を3個、10万円の仕事を1個、こなせば、それだけで30万円の売り上げである。
０から１ができたものは、N倍化はできるものであるが、どの商品でN倍化をめざすかは、もう少し経験を積んで、「これならいける」という感覚を持ったらGOするくらいの気持ちでいる。
小さな注文でも全力で相手のことを考えて対応をして、気持ちよくなってもらわなくてはいけない。
一つ一つの注文や出会いを大切に、メールと電話で良い関係を築くことをとにかく愚直にこなすしかなく、あと2ヵ月このままの感じだといよいよやばいことになる。
大口注文はどうやったら取れるかを一つ一つ分解して想定する顧客に届けなくてはいけない。
