金額設定はあらかじめ決めておけ
朝一番は、先日紹介を受けた耐震補強診断をされている企業の社長との面談が入っており、車で会社まで向かった。
少し早めに向かったため、コンビニで時間調整をした後に現場に着くと、既に紹介いただいた社長も到着されており、お客様の社長も外に出迎えてくださっており、3人で一緒に事務所まで上がらせていただいた。
紹介いただいた社長も丁寧な方であるが、お客様の社長もより丁寧な方であることは、出会って挨拶をした瞬間から感じ取ることができた。
話には聞いていたように、事務所の下の倉庫には、綺麗に設備や道具が並んでおり、現場を大切にする経営者であることも伺える。
こちらの自己紹介から始まり、今回のご依頼いただいている補助金についての説明も一通りさせていただき、3者でディスカッションをしながら新規事業についてのイメージを膨らませた。
今回の補助事業のメインは3次元スキャナーとドローン測定機で、機器の購入となるのだが、事業としては測量値のデータ化、DX化とした方がしっくりくる、という話でまとまった。
金額については、着手金10万、成功報酬20万でお願いすることにした。
ぼんやりと着手金10万、成功報酬10万、程度と思っていたところを少し盛らせていただいてしまったが、それでも格安という認識で驚かれてしまった。
30万円という額を考えると、時給5000円としても60時間という計算になるわけだから、仕事内容としては適度かとは思うが、それでも相場としては安すぎたと反省する面もある。
とは言え、ご縁をいただいたという感覚の方が強いし、逆にお金を払ってでもお付き合いをさせていただきたいと思える先輩経営者の方々である。
何よりも紹介いただいた方から、「1年前に出会った際の会話や話し方がよく、印象に残っている」と言っていただけたことが一番嬉しかった。
開業後に2週間足らずで出会った方から、そう言われたことは今後の励みにもなるし、経営指針としても軸をブラさずに残していきたい姿勢だと改めて思うところでもある。
誰もが協力したがるビジネスモデル
午後からは新規事業について、2件のアポイントを入れていた。
一件が、チラシデザインをお願いしようとしているデザイナーとの直接面談で、会場にしていたフリーエリアがイベントで使われてしまっていたので、急きょ喫茶店での商談となった。
商工会の交流会で出会った方であって、経験も豊富そうなので、任せたいと思っていたが、気になっていたのは価格面だ。
ズバッと、10万円で、と提示をすると、「チラシ制作で10万円はもらいすぎです」と、これも驚かれてしまった。
相場を知らなさすぎると恥ずかしいものだが、低い価格を提示するよりは良かったと思っているし、何よりもオリジナル彫刻お土産のビジネスモデルに協力的になってくださったので、これは心強いし一安心した。
もう一件は、WEB制作で、簡単な注文用のHPをお願いしたく、これも商工会で知り合ったデザイナーの方とオンラインにてお願いしたいと思って相談をしていたものだ。
同じくズバッと10万円と交渉をすると、こちらも快く受け止めてくれて、何なら8万円でもやりますよ、とまでおっしゃっていただけた。
お二方とも共通してビジネスモデルに興味を持ってくれているという点で、こちらとしても自信になるし、一緒にやっていくにも相性が良さそうに直感的にも感じるところがあって、良い交渉ができたと思っている。
課題である仕入の部分と、受け渡しの部分について、構想を練らなければと思うのと、そろそろ補助金の準備にもかからなければと焦ってきている。
誰もがミスをする
3件のアポイントは久しぶりの感覚であったが、その合間に設計案件の据え付け現場より、モノが足りないという連絡を受けた。
発注もしているしおかしいなと思っていたところ、「もしかしたら、うちに置いてあるあの2箱の部品か!?」と、ハッと気が付き、すぐさまヤマト便にて発送をした。
何とも単純な思い込みで抜き取ってしまった部品であることを忘れてしまったのであるが、ミスをしたことにくよくよしても仕方ない。
かと言って開き直る訳でもなく、次から気を付けるように、身の回りの整理整頓を心がけるという単純なことに注意していこう。