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48日目 案件が出てくるのは嬉しいこと

構想設計が頭から離れない職業病

昨日、内装屋の社長との会食で始めることとなった内装材料運搬ロボットについて、一日中頭の中で構想を考えていた。

思えば、この構想検討が自分の本職なのかも知れない。

気になりだしたら、頭の中で機構やら構造がグルグルと回ってしまい、他の作業が手につかなくなるのだ。

今はインターネットで検索も充実しているから、構想段階でのアイデアは無限に出てくるし、それこそAIを使えば短時間で企画検討は進めることができるのだろう。

  1. 長尺ものの材料のリフトアップと長い距離を運ぶのに必要な道具やロボット
  2. 角ものを20枚程度まとめて作業者へ届ける運搬ロボット

この2つをまずは試作することを当面の目標とする。

内装業の現場は予算の関係で1人しか派遣することができないのが現状である。

それに対して、大型店舗となれば材料の運搬だけでうんざりするのは理解できるが、さらに追い打ちをかけるように、床を汚すという理由で台車を使ってはいけない現場がほとんどなのである。

一つ一つ材料を手で運んでは戻って持ち上げて、そして運ぶという繰り返しを、職人や問屋が実行しなくてはいけないため、人が定着せずに人手不足となっているというのだ。

これが社会課題と言われる人手不足の現状である。

足腰体が言うこと聞かなくなる年配の方が、古代と変わらぬ運搬方法でモノを担いで運んでいる状況を想像しただけで、何とも言えない気分となる。

完全に解決できるか分からないが、できる限りのアイデアを出して解決できるようにしたいと思う。

合同会社、補助金、正直に伝える

構想検討するとともに気になってくるのが、合同会社についてである。

社長の言い分としては、「もし儲かった場合に揉めたくないから、完全に折半にしましょう」というご意見である。

こちらとしては、「事業立上げ時なので、依頼料だけもらえれば何でもやりますよ」ということだ。

初期投資としては、多くても数百万、例えば50万ずつ折半して100万円で試作機製作費を抑えてスタートしてもよいくらいだ。

こちらが開業間もない時期であれば、何とも親切な社長のお誘いなのに、「初期投資で商品開発する予算すらない」という、とても情けない状況である。

補助金を絡めて、もう少し何とかならないか、それとも最初は受託という形で何か対応できないか、構想ともに予算のことも色々と気になりだして止まらない。

「合同会社で一緒に仕事をするのはやめた方がいい」というのは起業家の友人の意見。

確かに、いくら折半といっても、例えば事務作業などどちらがやっても同じ仕事については、やったやらないで揉めてしまうし、役割が別の仕事であっても、重みは違うからうまい線引きはなくて、どうしてもバランスが崩れてしまう。

一般的な共同開発契約のような形で、役割と期間と費用負担、権利負担などを決めるやり方もあるが、少々大袈裟だ。

とにかく、初期の少額のマネタイズがこちらの足かせとなっているのであれば、クラファンを使うなどのやり方もあるだろう。

その点はもう少し、意見を交換しながら進めていくことにする。

ショップ販売のサポート!?

自動化の話で繋がっている加工食品の商品を先週購入した際に、「東京で販売できるお店に商品を紹介してもいいですか?」と社長に話を振っていた件について、東京のビジネス仲間から連絡がきた。

美味しいので取り扱いを検討したい、という回答であった。

すぐさま、社長へはメールをして、紹介の場をアレンジして、話を進めたいということを伝えた。

自分の取り分をもらう前に、相手に何かできることはないかを考えた結果、このような手札を使うことになったのだが、うまくいけば嬉しい。

東京のショップで販売することが決まれば、自動化の話も進めやすくなることを期待している。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立