リピート注文確定、先々はどうする?
先週にご連絡いただいていた医療温調デバイスのスタートアップ社長と、いつも通り商工会のカフェスペースで打ち合わせを実施した。
前回に比べると、そこまでの悲壮感はなくお元気そうではあったのだが、申請していた補助金関係は全滅で、相変わらず資金調達と営業活動と走り回っているご様子であった。
今回10式の製作については、注文をいただけそうではあったのだが、コストについては前回の10式よりも3万円高い値段を提示させていただいたところに不満を持たれておられるようであった。
部品代も一年で上昇しているし、型も作り直しという点を考慮してもらえれば当然であるのだけれど、経営状況が芳しくない様子であるので、不満を持たれるのも理解できなくはない。
その割には「引き続き一緒にお願いします」とおっしゃるのだから、何とも言い難いところなのだが、かれこれ一年以上のお付き合いになるし、彼のキャラクターも読めてきているところなので、そこまで思い込まなくなってきている。
とにかく、注文をいただくことを先決に、すぐに見積もりを提示して注文書を発行してもらうようにしたい。
どうなるか分からないが、100台を製作した場合のシミュレーションも考えておこうと思う。
一番ネックとなるのがケーシングのコストだろうから、他の取引先へ相談してみてどうなるかを探っていきたいと思う。
メンテ作業のリピートも届く
春先に対応した前職の開発サポートとしてモビリティのメンテナンス作業というのがあったが、このタイミングで追加で5台の作業依頼が舞い込んできた。
あわよくば今期の売り上げに寄与する内容であるし、断る理由もないため、OKの返事をさせていただいた。
これで、
- 協働ロボット架台の組立作業
- 温調デバイスの製作作業
- モビリティのメンテ作業
と9月のタスクは埋まりつつあるのに対して、設計案件としては相変わらずジグ設計案件のみで、そちらも正式なゴーとはなっておらず、ふわふわした状態である。
今期の仕上がりも気にはなるところだが、ひとまずは9月のタスク上記3つに加えて、設計案件に集中するようにしたい。
レーザー加工機について
新規事業としてのレーザー加工機について、先日デモを実施した業者からサンプル品が返送されてきた。
加工面の様子を見ると、さすがレーザーマーカーだけあって、さらにはメーカー直のでも作業者ということもあってか、きれいな仕上がりとなっていた。
それに対して、レーザー加工機については、商社が対応した程度の調整が粗い仕上がりになっているので、単純に比較できない。
しかし、そもそも機体自体が45万と90万で倍の価格差があるので、レーザーマーカーは次回の何かで購入するとして、今回は予定通りレーザー加工機を購入しようと決断した。
草履などの鼻緒があると加工できないという懸念点も残るが、逆にレーザーカッターとしても利用できるなど、アトリエに置いておくにはレーザー加工機の方が重宝するだろう。
補助金の採択結果が待ち遠しいが、引き続き段取り進められる部分については、どんどん進めていこうと思う。