小さな構想設計が一番いい
ハウスメーカー向け実験キットについては、提案をするというこちらがボールを持った状態であるし、当たりを付ける意味でも、構想を練ってみることにした。
生成Aiがどんなものかと、要件を書き出して構想をしてもらったのだが、別段すごいというわけでもないが、相応の案をいくつか提示してくれた。
具体的な構想となると、まだチンプンカンプンなようで、その点については改良の余地というか、付け入るスキはありそうで、今後の事業のイメージのためにも、今後ともAiは活用していきたい。
実験キットに必要な部材も、極端に言えばAmazonで全て調達できそうな感じもしてきているし、コストも数万円で対応できるのではないかと思えてきたので、「これなら粗利で10万円はもらえそうだ」という算段が付いたところだ。
ちょっとした実験キットで、見る人が見れば「しょーもない」ことであるが、見る人が違えば「すごい」となるものなのだが、いずれにしてもこのくらいの規模の仕事がちょうどよく、大きくても100万円以下での案件を増やしていきたいところだ。
そうなると、専門家が多くいるような製造業よりも、ものづくりに疎い人からの注文をもらう形にした方が良さそうということも何となく理解はできる。
早く実績を積んで横展開をしたいところだ。
リストアップと設計の怖さ
ロボット架台の引合い案件について、お客様からいただいたリストから価格を調べて入力していくという作業を実施した。
トータルで凡そ120万円、なのに対して、利益としては15万円程度、粗利率として10%を切るかも知れない、という案件であるが、しっかりと対応をして、これも実績として展開をしてきたい。
この案件については、協働ロボットについての実績作り、協働ロボットを拡販するための足掛かりとしての案件にぴったりと考えている。
それだけでなく、お客様との関係性を構築することで、少しでも取引が増えて行ければ、とそう思うところでもある。
一方で、価格が未定の加工品については、ある程度はエイヤで査定単価を出さなければならないのだが、全部で100点以上ある部品の中で加工部品は5点ほどなのに対して、数万円の誤差が出そうな雰囲気を感じている。
やはり、玄人相手のモノづくりとなるとリスクは大きく、怖さも感じているところであるのだが、できる範囲でしっかりと対応をすすめていきたい。
スタートアップイベントにて
今週はスタートアップイベントが多く、今日も午後からは小規模なスタートアップイベントに参加してみたのだが、ブースを一回りしたところで、「Aiを使ったビジネスが多いな」とあまり面白みを感じなくなってしまった。
業務管理、在庫管理、製造工程管理、行動経済学を利用したAiアプリ、ロボットをAiで動かすシステム、スマート農業、というように、目新しいものや、「おっ」と思わせるようなビジネス展開を期待できるものはなく、それでも起業家としては十分に活躍されている方々を目の前に、自らの力のなさに失望する気持ちすら出てきてしまう。
立体メガネを使わずに立体に見せるディスプレイの開発なんかは、特許性もあって興味深かったが、汎用的に売れるかと言えば、そうでもない感じがして、改めてマーケットインの大切さを感じるところだ。
スマート農業やロボット関連で、いくつか参考になるような企業の展示もあったのだが、残念ながら説明員が不在であったりと、収穫としてはほとんどなかったと言わざるを得ない。
とは言え、情報収集の観点からも、定期的にこのようなイベントには参加していきたいと思う。