何としてもものにしたい実績
「小規模事業者向けに自動化や省力化のサポート」という触れ込みで、機械設計という断面でモノを作って貢献するというコンセプトは開業当初から持ち続けているものの、これと言ってアピールできるような実績紹介ができていない。
そんな中で、現在進行しつつある漬物の細切りという案件については、タダでも半自動でも何でもいいから使ってもらえるような試作機をもって、提案に行きたいところだ。
Amazonでハンドタイプのプレス式カッターを購入していたのだが、その品が中国からようやく届いて、中身を確認してみた。
簡単な作りであるが、しっかりと鋳物で部品を作ってコストダウンを図っており、日本で作った場合には10万円以上はしてしまうであろう部品が2万円弱で購入できてしまうことは、日本のモノづくりの厳しさを改めて感じずにはいられない。
構造としてはしっかりとしているものの、ちょっと雑な部分もあるのが、なるほど中国製だな、と思うところでもある。
厚切りであるが、押し出す分には全く問題なさそうであるので、替え刃の部分を細切りに並べる工夫ができれば提案としては良いものができそうだ。
オルファの替え刃を並べて、格子状にするというアイデアもレーザーカットなどで溝を作らなけば実現できないのだから、もう少し費用は掛かってしまいそうだ。
ワイヤーでも何でもよいから、試させてもらえるところを探すしかない。
ストーリー作り コンサル依頼
金曜日にオンラインで面談をしたときに言われた「今ある材料で順番通りにプロモーションをすれば売上2000万円は必ずいく」という言葉が忘れられない。
自分でも何となく分かっていつつ、しかし、何となくダメになりそうな雰囲気もあり、どのように打開していくのか方向性が定まっていないからなのだろう。
ここは一つ、人の力を借りて、言語化の棚卸から具体的な施策実行までを客観的な目線で進めるというのも一つの手だ、そう思って、コンサルの方には次の打ち合わせを2.5万円/1時間でお願いすることを約束したにも関わらず、未だに予約ができていないのはなぜなのだろうか?
もっと自分で言語化をするべきではないか、既にイメージはできているので、人の力を借りずとも進められるのではないか、そんな思いがブレーキになっている。
一方で、一人で思い悩むと事業はうまくいかない、というアドバイスもあるわけで、いわゆる壁打ちというものをした方がよいと思っているのだが、「数あるコンサルや相談相手の中から、HPから問い合わせをくれたこの方へ委ねてしまっていいのか」という踏みとどまっている思考もある。
どぶに捨てたと思って任せてしまうには2.5万円はどうなのだろうか?
いったんは、この2.5万円で壁打ちをお願いするとして、その先は絶対にコンサル契約をしない、と決めつけること、もしコンサルにお願いするならば、別の友人へ依頼すること、さらにコンサルが必要であるのならば、スタートアップ団体にお願いするなど、とにかく能動的にコンサルを使えるようにすること、そういう強い意志がなければ、流されてしまいそうだ。
その上で、2.5万円をどぶに捨てたと思って、試しに壁打ちをやってみることにしよう。
歴史的なストーリーもブランドに
元々歴史好きというところもあるが、生涯のテーマとしては産業や機械と歴史を結び付けた考察をしてみたいと思っている。
その中で、日本の歴史に紐づく技術というものを今の事業に結び付けるという考察は、ブランド力を上げるのにも一翼担えるのではないかと考えている。
聖徳太子が手厚く保護したと言われる秦氏が当時の先端技術を日本にもたらし、そこから始まった織物の技術が日本の自動車産業を支えたというストーリーがある中で、ブランドとしても有名な西陣という地名を借りて、事務所兼工房にして活動をすることは、メッセージ性もあると言えるからだ。
日本の文化形成において、ものづくりは切っても切れない関係にあり、今は衰退傾向にあるが、次の30年でどうなるか、も含めて過去から未来を自社なりに言語化してブランドにしてしまう、というのは有効な手段と捉えている。