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640日目 小さなことでも続けることが大事

設計案件ひと段落、小さな一歩の7万円

先週金曜日に約束していた通り、3連休明けの朝一に設計案件の仕事をくださっている企業の取締役のところにお伺いをして、簡単なユニットの設計情報と見積情報のご説明をしてきた。

組立業者として事業展開をされている企業のため設計者は雇っておらず全て外注に任せるというスタンスで、おかげで仕事をいただけているとも言えるのだが、設計の内容や設計指針のようなものがないため、一つ一つ説明をしなければならず、その点は苦労をしている。

今回も、高々10万円以下のタスクとなる仕事に対して、何度も足を運んで説明をするというやり方は何とかならないものか、と思いつつ、発注方法や仕事のやり方が業界的にも旧態依然であるのだから仕方ない。

その点にメスを入れたいとおっしゃっていただければ、サポートをしたいところであるが、事業課題としては、何も危機感を感じていないようだ。

とにかく、一時期はベースラインとして期待をしていた取引でもあったのだから、月に100時間程度の仕事をコンスタントに入れてもらえるような、そんな関係を今期も維持できればと思う。

一ヵ月遅れではあるが、その一歩が切れたと考えるようにしたい。

技術力よりブランド力

10月から2期目に入って早くも一ヵ月が過ぎようとしている。

決算報告が未だなので実感が湧かないが、法人として一期を無事に終えるということは、意外と評価が高いと言うか、ブランド力の強化になっているのではないかと感じる。

なぜならば、逆の立場で考えれば、創業間もない企業に対して、信頼をして何かをお願いしようという流れになるには、よほどの強い関係性がないといけないわけで、それが2年、3年と経過している企業であれば、細かい実績を見ずとも、「しっかりと対応してくれそうだな」と思えてくるからだ。

例えば、確か去年であったが、信金さん主催の創業者交流会にて出会った飲食店経営をされている一年ほど開業が早い社長から、「BtoBの仕事を探しているのであればライオンズクラブ等の会員になるのもおすすめですよ」なんて声をかけられ、「ああ、一年経験すると色々な目線で事業を考えられるようになるのだな」なんて思った記憶がある。

しかし、先日その飲食店の前を通ってみると、店舗は改装されており、気になってサイトを見てみると「閉店」の文字が書かれているのだ。

一年経験すること、その先に2期目、3期目と法人を維持していくことの難しさを改めて感じるとともに、だからこそ企業の信頼は技術力よりも何よりも経験年数が効いてくるものだ、と思うところである。

お土産ビジネスのパートナー

補助金の交付決定待ちとは言え、声をかけさせていただいていたチラシデザイナーとウェブデザイナーには定期的にケアをしていかなければならない。

今日は、声をかけさせていただいてから、随分と時間が空いてしまったウェブデザイナーとオンラインにて打ち合わせをする運びとなった。

大した進捗もないし、相変わらずフワッとした説明でご理解をいただいた程度となり、こちらとしては、発注できるまでもうしばらくお待ちくださいと言うしかない状況だ。

一方で、フリーランスとして活動されているデザイナーの方は、着々と経験を積んでいるのか、ウェブサイトを制作するにあたり、要求仕様のまとめ方や支払方法まで、事細かくきっちりとシステム化をしておられて、とても参考になった。

同業者も多い中で、既にフォーマット化されている事業であるとは言え、何だか差を付けられてしまったな、とも思うところもある。

良いお付き合いができるよう、当初の10万円という予算から15万円に引き上げましょうという提案もさせていただき、とにかく、事業が開始したら気持ちよく進めてもらえたら、と思うところである。

事業化とは言え、規模が小さく、それでも一つのプロジェクトを進めるのと同じように、関係者全員ができる限りの力を発揮してもらえるように関係性を構築することが大切だ。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立