足かせの仕事も感謝して
トータルで10台以上のメンテナンスを実施していくこととなるモビリティーの作業も後半に入ってきており、2週に一度は金曜日に出荷するペースで、今週も明日の出荷に備えて2台の整備を今日中に終わらせる必要があった。
作業自体はだいぶ慣れてきたという部分もあって、10時入りで14時には完了させることができたが、それでも4時間費やしており、前後の移動を考えると5時間のロスが生じている。
お土産ビジネスのことや、決算申告のことなど、やるべきことが後回しになっている現状において、足かせでしかないのであるが、少なくとも売上には寄与している部分もあるので感謝して対応を続けたい。
また、小規模な事業者におけるブランディングのやり方、経営者の話し方など、作業しながらそば耳を立てて参考にできる部分もあり、せっかくの時間を無駄にしないように各方面に敏感に対応しているつもりだ。
不具合対応で少し前進
温調デバイスについては、制御が不安定になったり、表示値が変になったりと、フィールドからのFBが増えてきている。
設計的な何かがある予感はしているものの、際限が取れずに、根本原因が不明のままであったのだが、お客様からの少ない情報を元に、何とか不具合現象を再現させるように、この2、3日は時間を費やすようにしている。
おかげで、ドンピシャの再現ではないのだが、一つ不具合につながりそうな事象を発見することができた。
通電時の0ボルトが宙に浮いている可能性があり、制御動作をしなくとも、徐々に温度がシフトしてしまう可能性があるのだ。
設計的な落ち度があった、と指摘されㇾれば、玄人の方からは当たり前だと言われそうであるが、気が付かなければ気が付かないもので、やはりこと辺りは、レビューを繰り返すことのできる大手企業は品質を担保できる要素が多くあると言える。
一方で、小規模事業者にとっては、この手の新規製品づくりにおいては、経験不足もあるが、レビュー体制がしっかりしていない、という断面も多々あり、不具合発見にも時間がかかってしまっていると推測できるのも、実感を持って感じるところだ。
もう一つの懸念としては、このような不具合対応に対しては、フィールドの意見はとての大切になってくるのだが、如何せんメーカーであるお客様がメーカーとしての立ち振る舞いを理解しておらず、相変わらず商社的な立ち位置で自社製品を販売しているように見受けられる。
要は、不具合があって、それを解消させるための技術的なノウハウは当然メーカーに蓄積されるべきであるが、それを設計外注に丸投げしてしまっている状態である、ということは危惧すべき問題なのだ。
それが、メーカーとしての製品化に対しての品質目標や品質指針になり、次の製品に活かされていくものであるものであるからだ。
製品化を外注化するのは結構なことであるが、不具合対応のノウハウ、その先にある品質指針を構築できなければ、次の製品の外注への指示も丸投げのままを繰り返す、という形になるからだ。
この辺りの考察をまとめて、今後のサービスや講演活動の情報展開に加えていければと気づかされた。
買い物時間の削減を
お土産ビジネスについての購入品の検討やロボット架台の不具合対応で購入しようとしているツールをホームセンターを回って価格調査をしているところである。
設計案件に追われていた5月~7月は全くこの手の動きができていなかったので、前進していると言えば前進しているのだが、時給換算で3000円と代表自らの工数設定をすると、何も得ていない時間は無駄な時間となってしまう。
ホームセンターへの買い物と言えど、マーケティングを兼ねた市場調査も含む行動と位置付ければ、それなりに得るものがあったりもする。
ツール一つとっても、別々の店で同じ価格に揃えてあったり、ECサイトの方が安かったり、価格設定は昨今のネット社会においては重要でもあるし、一方で「まだまだネットよりも十店舗で購入する方が安心だ」というカスタマーも、DIYや職人をターゲットとするホームセンターには多いはずで、だからこそ店舗は全くなくなっていない。
買いまわる時間を削減することも大切であるし、かと言って内にこもっていたら何も一次情報を得られない、という部分もあるのだから、そのバランスを取って行動するようにしたいい。
