毎日更新 限定  起業日誌

648日目 何周回っても出会いしかない

今日は、元同僚の後輩とゴルフの日に設定していたため夕方まで実務ができない状況であったが、おかげさまで特段込み入った電話もなく平穏に戻ってくることができた。

できる範囲での対応

昨日問い合わせをいただいた食品加工メーカーのお客様への対応が電話だけで終わってしまっていたのが気がかりで、カメラの設定についての簡単な取扱い説明の資料を作成してメール添付することにした。

すぐにお礼の返事をいただけたが、このお客様には今月中、遅くとも来月頭には緊急停止用のボタンユニットを納品しなければならない。

実は、見積も注文書もなく動いているため、最悪は無償で対応すると腹をくくって対応しているものだから、逆に少しでも費用をいただけるように、問い合わせ対応もしっかりとやっておきたい、という作用を働かせてのアフターフォローと位置付けている。

独立開業して、最初のお客様と言っても過言ではないこのお客様は、従業員の方々もとても感じがよく、すれ違うたびに必ず挨拶をしてくださるし、だからと言ってという訳ではないが、注文がなくともお付き合いを深めたいと思わせてくれるお客様だ。

そう言えば、先日の訪問時には、検査課の話と前置きされた上で、分析計についての価格の相談を受けたので、逆に分析計ユーザー向けのセミナーなどを無償で対応させてもらえないか、ということも今後オプションとして対応していければと思う。

たらればを考えるとゾッとする

開業当初の目標は月に100名の方と名刺交換をする、という数字だけであって、それで一年間で1000名以上の方と挨拶を交わさせていただいたのだが、その中から注文をいただけたのは2件である。

その後、約半年後に法人化をして今は二期目を迎える訳だが、2件の受注に限らず、これまで弊社の事業に共感をしていただき注文を下さった全ての案件が奇跡的な偶然と思うしかないと感じるし、ご縁があっての仕事ということで感謝の気持ちでいっぱいとなる。

「あの受注がなければ存続も危なかった」というものばかりで、タラればを考えるとゾッとするところである。

案件につながる出会いの率の低さを課題として、もっと質の良い引合い獲得をという考察もできるが、効率を上げたところで、開業初期段階においては、タイミングや予算規模など案件ごとの偶然性のパズルみたいなもので、考えるだけ無駄なような気もしている。

とにかく、倒産に追い込まれないように必死に考えて行動して確率論的に案件をコントロールできるくらいに偶然のパズルを増やすしかないのだろう。

加えて、倒産防止という断面で日銭を稼げるアイテムを増やしていく、というもの必要に感じていて、開業当初はロボットプログラミング塾を考案して補助金申請をしたが不採択となり、今回はお土産ビジネスとして採択に至ったという経緯もある。

そういう意味では、お土産ビジネスの後にくるのは、3Dプリンターを導入して、ロボットモノづくり教室を事業化することもアリなのかも知れない。

小さな出会いを大切に

設計・製作事業の案件を増やすという面においては、知り合いからの紹介が多くなってきており、そういった形での案件へつなげるためにも、既存の知り合いに、現状実績などの報告を発信することが有効だ。

小さな出会いを大切にというところで言うと、今日久しぶりにメールが届いたのは、大阪の樹脂加工屋さんの営業の方で、この方は元同僚に紹介をしてもらった方なのだが、そもそもその元同僚とも10年以上ぶりに出会って、その後に紹介を受けたものである。

さらに、樹脂加工屋さんの社長とは、別の展示会にてご挨拶をさせていただいていた、という奇遇もあって、繋がりとしては非常にご縁を感じるところである。

「都合の良い時に会いに来てください」と言われているので、何かの折に訪ねてみようかと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立