少しは盛って見積してもいい時期か
設計案件について、小さい額になりそうであるが、一つお仕事をいただけた。
お客様と一緒に要元の食品加工メーカーへ訪問したのだが、事前の話ではとてもややこしい案件のようにお聞きしていたものの、実際に要元の窓口担当の方と話をして聞いてみると、タンクの材質やら大きさ変更のみで、大した変更はなさそうな雰囲気であった。
恐らく、設計としては多くても10時間の5万円程度、と想定されてそうなボリュームではあるのだが、こちらとしては、事前の打ち合わせや設計前の段取りも含めて20時間はかかるのではと推測している。
前回のトレイの引き出しフレーム設計同様に、少し盛る形で請求をしていかないと、少し割食った感がでてしまうのは、単純に要求仕様をもらっての設計ではなく、要元との連携を持っての設計ということで、+αの要素が強いと感じるからだ。
その部分の付加価値がどの程度なのか、人によってバラバラだとは思うし、実際に5月~7月にかけての仕事については、「設計費がかかり過ぎ」というレッテルを貼られてしまった要元の業者もあるので、気を付けつつ、少しずつ持っていくことで単価アップをはかりたい。
交付申請と草履職人
ズルズルと遅れてしまっていた補助金の交付申請について、材料として購入する雪駄やコースターのECサイトからの購入について、事務局に電話をして聞くことにした。
昼前に電話をしてみると、担当の方が折り返してくれるとのことで、午後になって別の方が折り返しの電話をしてきてくださり、丁寧な説明をしてくださった。
とは言え、回答をもらった内容については、相変わらず杓子定規な言い回しであり、交付決定の時期についても、「申請後できるだけ早く」とか「不備があれば長くなる」とか、明確な日付は一切口にされなかった。
Amazonから購入する材料についても、「変更内容を見て総合的に判断」としか言わないのであるから、まずは入力するしかない、そう決心がついた。
申請時のざっくりとした予算と違って、細かい金額で、さらに単価も低いので、数量も大幅に増やす方向の修正となったため、差し戻しがないか多少は心配をしつつ、交付決定を楽しみに待ちたいと思う。
加えて、お土産ビジネスの実作業として、畳材料の雪駄の鼻緒を外すという試作作業をしてみた。
底面からポンチでくりぬいて、つま先側の鼻緒の紐をほどいて抜くという作業であるが、予想していた通り、ポンチで底板ゴムはうまくくりぬけて、つま先のみうまく外せることは確認が取れた。
本当は足首部分の2か所を外せれば一番いいのだけれど、特に子供用のミニサイズはしっかりと接着がされていて抜けそうにもないことが分かった。
試作している様子を株主の友人に送ったところ「草履職人のようだ」という言葉をいただいた。
そう、独立や経営者に憧れはあったものの、自分は根っからの職人気質なのだ、というところも一つ忘れずにやっていこうと思うところだ。
ひとまず、試作としてはここまでで、次は実際に加工機を購入して色々と試作をする番だ。
やってみれば直ぐに終わる設計
ズルズル先延ばしと言えば、アロマ実験キットであるが、午後からの時間は設計作業に移ることにした。
5Vの電源からDC-DCで3Vに落としてポンプが動作するか、という電気設計としては初歩的な確認からであったのだが、何度か調整をしてうまくクリアすることができた。
となれば、後は取付部品等の設計をして早くお客様に品物を届けたい。
かれこれ頭の中では、やれ3Dプリンターで作ろうか、とか色々と考えていたのだが、板金と樹脂部品で何とかなりそうだ。
土日を使ってしっかりと形にすること。
