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662日目 

ミスをリカバリーできて一安心

先月に納品していたロボット架台のレベルアジャスター取り付け部に不具合があり、手直しをさせてほしいと打診していた件について、本日ようやく対応ができて、事なきを得ることができた。

作業としては、既に開けてある下穴にタップを切るという作業であるが、お客様も同行いただき、要元の現場にて小一時間ほどで完了させることができた。

この要元からは、次のリピート2台分の話が入ってきているのという点もあって、納期の件やら、安全対策の仕様の話やらを少し前に進めることもできたから、後ろ向きの手直し作業の中でも収穫のあった訪問ということにしようと思う。

手作業をオートにを実践せよ

帰って来ると、本来やろうとしていたのは、タンクの変更設計という設計案件であったのだが、どうしてもラベル手作業の自動化の案件の構想が頭から離れずに、色々と調査を実施してしまっていた。

というのも、午前中に手直しに同行してくださっていたお客様というのは、正にラベルの自動機屋さんであって、行き帰りの車の中で色々と情報をくださっていたため、頭の切り替えができなかったためだ。

今、欲しいなと思うものがあったら、だいたいネットで調べればそれなりの機械やら道具がヒットするもので、ラベル貼りもラベラーと検索すれば、それなりの情報が出てきて、YouTubeで動画を見ることすらできる。

実際に購入となれば、Amazonで二束三文なユニットは売られていたりするし、ミスミとモノタロウを組み合わせて自作することも可能だろう。

そんな中で、コストを抑えて、なおかつ小規模事業者に有意義となる品物を届ける、届ける前にできそうだと思ってもらい、実際に長寿命で使ってもらえそうなものをどう作るか、という流れは、一言で言うには難しい課題であると、検討を進めるにあたって改めて感じるところである。

現状では答えはないが、何とかしてあげたい、そう思うところだ。

まずは今週末にDIYをして、簡単な検証をしてみよう、という考えに至った。

本格的なモノづくりは体制ないと迷惑だ

そんな中で、温調デバイスを30式作らせていただいたお客様から、新たなトラブルとして2式の制御暴走の事象発生のご連絡をいただいた。

機械なんて完璧なものなんてない、と言って開き直ればその通りであるが、予算の範囲内でできる限りの想定を施した、ちょうどよい塩梅で完成度を上げた品物を提供する、というのが正解であって、これがなかなか難しいのが現実である。

小規模事業者向けに品物を提供する、という事業指針は、はっきり言えば無理があるのは分かり切ったことで、それ以外の部分で利益を出しつつ、小物では、できる範囲で対応をしてあげていく、という姿勢を取っている。

温調デバイスは、スタートアップ支援系に属する事業であるから、多少の粗さは許してほしいところなのだが、このお客様については丸投げを受け入れた形となっているので、体制が整っていない現状では少し迷惑をかけてしまっていると言わざるを得ない。

原因調査から対策まで、誠意を持って対応をしていくしかない。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立