心痛くても事業をやるしかない
補助金は無事に交付決定まで進んだというものの、心はスッキリとしない状況が続いている。
2/3の補助率で経費が戻ってくるとは言え、実質的にはキャッシュが出ていくわけなので、その点においては心がキリキリと傷むからである。
材料の手配に関しては、ECサイトからの購入というところで、金額やポイント換算など、気を付けなければならないと感じており、事務局に問い合わせをして、折り返しの返事待ちというところだ。
これも、昨年度の補助金活用の際に、割と大変な事務処理をしていった経験が活きてきていると実感している。
事業活動においては、何事も経験、一つ一つの点は一見無意味な点であっても、一生懸命に対応をしていれば、後で伏線回収ができるというものだ。
今回の補助金における、実質的なキャッシュが出てしまうという点についても、ギリギリの状態での設備投資をする、という経験が後々に効いてくることだろう。
高々50万円ではあるが、この投資を必ず回収して利益に結び付ける、そうすればよいのだ、そういう強いマインドを持って新規事業を推進していきたい。
日本の技術革新の限界
データ活用の行政団体が開催するセミナーで、観光客の出入りを研究されている大学の先生が講師を務める内容のものがあったため、聴講させていただいたのだが、大変興味深い情報を得ることができた。
研究発表としては、大手携帯キャリアの通信エリアから、観光地である京都へ訪れる人の出入りの状況を解析するという内容であった。
データさえあれば解析としては大したことはできない、というのがこの手のデータ活用であって、やれるとしても「オーバーツーリズムに対する観光客の移動の平準化」と言ったところであろう。
もちろんであるが、活用する元データは個人的な情報は完全に保護されなければならないが、だからこそ、GPSを搭載したり、一人一人の行動を特定したりすることは厳禁であり、その点を考慮すると「すごく牧歌的なデータしか活用できないのだな」というのが正直な感想である。
質問コーナーで「エリア通信の他に何か紐づける補助データはあるか?」と先生に聞いたところ、「鉄道の乗客数」という回答を得られた。
これであれば、外国人の割合もある程度は推測できる、ということであるのだが、それでもやはり粒度の細かい解析にはならず、平準化以外の活用方法は難しいような気がしてならない。
個人情報を保護する観点があるために、人の流れについては、この程度のデータしか集められないわけで、この規制に関して大きなブレークスルーがない限り、この先も数年は続くと思われる。
お土産の新規事業において参考になる情報を得られればと思っての参加であったが、この程度であれば、実際に拡販をしたいターゲットのエリアに実際に足を運んで一日でも観察をしていれば済むとさえ思ってしまった。
発信することの意義は書類選考通過
昨日にエントリーをしていたスポットコンサルのWEBサイトからメール返信がきており、クライアントの企業から、前向きのコメントをいただき、面談をする運びになっていることが確定した。
月に数万円でもベース収入が得られれば、という基本姿勢は崩さずに面談に臨みたいと思いつつ、担当の方からのコメントにいちいち感動をしてしまっている。
自分でも忘れていたのだけれども、そのサイトには自己紹介なる記述を掲載していて、その内容に共感をしてくださっての一次審査だったようだ。
見てくれている人は見てくれる、共感を集めるには発信しかない、そういうマーケッティング理論はよく耳にするが、実感をする出来事があってこそ、発信する大切さを理解することができる。
是非とも、良い面談となって、仕事を引き受けられるようにしたいと思う。
将来の事業構想である「設計のプラットフォーム」実現は二の次だ。
