朝から良い兆しの連絡
朝も早朝の6時台だったと思うが、前職のロボットベンチャー企業の取締役をされていた元上司からLINEにて、「別件で仕事を一緒にできる可能性を探りたい」とのメッセージをいただいた。
既に取締役の任期を終えていたことは聞いていて、密かに連絡がくることを待っていたのだが、いざ連絡をいただけるとなると、期待をせずにはいられない。
早速金曜日に面談をする運びになったので、短い時間ではあるが、これまでの活動を端的に説明をして、月に5万でも仕事をいただけるような、そんな商談ができるようにしていきたい。
期待をしている理由としては、元々は大手キャリアの営業部長をされていたということであるが、ロボット業界というか受託開発の業界のこともご存じであるので、質の良い仕事をいただけるような気もしているからだ。
- 先端のロボット受託開発では、実用化の確率が低い
- 入口は良さそうなことを言って受託開発が開始されがち
- 長期的な目線での製作ができないから出口は喧嘩別れに近い
- その割には単価が高くなってきている
- ロボットに固執するあまり、自動化の話は断っている
というのがロボットベンチャー企業の引合い案件に取り巻く環境であるので、こちらとしては、その案件の内、低価格、長期目線、自動化含む、という別の強みを活かして「おこぼれ頂戴」作戦に出たいと思う。
案ずるより産むがやすし
タンクの設計案件については、要元の設備メーカーから呼び出される形で、お客様と共に現状の説明をしにお伺いしに行った。
全体としてはお客様のところで、大規模な設備の組み立てを受注しているようで、そのことも詳細に伝えられぬまま、これまで暗に推測しながら進めていたのだが、従来からの修正箇所として3か所のタンクの容量や材質変更に伴う修正設計を実施するに至ったという経緯だ。
数枚の説明資料を午前中の間に用意をして、その資料を元に会話を進めることで、終止和やかに、的確な議論を進めることができたと感じている。
納期的にも、ズルズルと一ヵ月過ごしてきた割には、全体から見ると、意外とオンタイムでご迷惑をおかけしていない様子であったのは、一つホッとしたところである。
お客様に対しても、しっかりとした対応をする設計者という印象を持っていただけたと思うし、要元に対しても安心感を与えることができたのではないかと手ごたえすら感じて、その場を後にさせていただいた。
今週の土日こそは、タンクの修正部分について、ケリをつけられるように進めていきたい。
嫌な兆候の連絡も心のゆとりで
気分の良い状態は続かないもので、19時に連絡をいただいたのはロボット架台のリピートの話をいただいているお客様からだ。
要元の大手メーカーから、今回のリピートは材料手配は行わずに、既存の流用で実施して、年始に間に合わせたい、という緊急事態のようなのだ。
とっさの電話では、「間に合わせるから材料手配からできないか」という回答をしたのには、既に先行手配をかけている部品があるためだ。
大手っぽいと言えば大手っぽい方向転換で、予算の承認が下りないままズルズルと注文が先延ばしになって、その割には納期は決まっている、という状況なのだろう。
それなりにお金もかかるものだから、なおのこと社内でもめていることは安易に想像はつく。
危機感募る場面ではあるが、朝に新たな引き合いの話をいただいた、というところもあって、比較的にゆとりをもって対峙できている状況だ。
つまり、現状としては、やはり案件を増やす、という方向が事業としては必要な段階である、ということだ。
