毎日更新 限定  起業日誌

683日目 熱い思いは忘れずに

迅速な顧客フォロー

事業がどんな状況になろうとも、一度お客様となっていただき関係性が構築できたのならば、迅速な対応やコミュニケーションは怠らずにやっていきたい。

今日は、アロマキットを納品させていただいたお客様から、納品後初めてメールにて連絡をいただいたのだけれども、Bluetoothの接続についてお悩みであったので、すぐに返信をすることにした。

加えて、現在、追加でディフューザーの改造も検討している旨を伝え、来期の予算取りに際して、リピートをいただける可能性もあるため、多少の下心もありつつ、寄り添う姿勢をしっかりと見せることができた。

ロボット架台については、昨日の夜に良くないお知らせをいただいたが、一晩明けて、こちらの心境というものをメールにてお伝えし、今後の動きを一任することにした。

いずれにしても、お客様とはしっかりと関係性を構築し続ける、というのが大切になっていくるだろう。

印象的な出会い

昼をまたいで久しぶりに向かったのは大阪で開催されているスタートアップのイベントである。

大きなブースはなく、どの企業もポスター掲示とその前に椅子とテーブルを並べるというスタイルであったので、所狭しと多くの企業が出展されている、いわゆる展示会形式のイベントだ。

印象的な出会いや再会も含めて、割と有意義な時間を過ごすことができて、2時間ほどの滞在と想定していたが、思いの外長い時間がかかってしまった。

  1. 昨年セミナーで受講いただいた新化学材料系のスタートアップ社長
  2. 先月もお会いし、案件を紹介いただいたシステム系のスタートアップ社長
  3. 京都市のスタートアップ関連をやられている事務局の方
  4. 沖縄のスタートアップ関連の事業をやられている方
  5. 粒子画像解析をやられているスタートアップ社長との再会
  6. 図面の自動作成を試みる若手スタートアップ
  7. 呼吸を検知するマスクを開発したスタートアップ社長
  8. 脳波を使った健康ツールを開発する大学スタートアップ
  9. 骨伝導のイヤホンを開発するスタートアップ

具体的なビジネスの話は一切ないが、この出会いがいつか何かにつながる可能性は十分にあり得るわけで、やはり足を使って人と会うことの重要性を改めて感じるところだ。

スタートアップイベントでの懸念事項

数百社もの展示エリアを一回りしたが、びっくりするほどSaasやAiアプリを事業としている企業で、ハードウエアを扱う「ものづくり」系の企業は皆無に近い状況であった。

そんな中で、京都市の事務局の方との立ち話では、この良くない現状を憂いて、思いの丈を熱く語ってしまったのだ。

その方も何かを感じ取ってくれたようでもあるし、先日の中学生への講義のように、少しずつ啓蒙活動として何かをさせてもらえる機会を与えていただけそうな、そんな会話をさせていただいた。

サプライチェーンのすそ野を海外から日本に呼び寄せても、山頂のメーカーが増えない限り、日本のモノづくりは衰退していくのだ。

現に、今年、専門家派遣としてお世話になった企業は、業績悪化が改善されたきっかけとして、中国向けの部品の注文がきたこと、を挙げておられて、いよいよ日本が下請けになっている現状を目の当たりにしたものだ。

もちろん、賃金の安さだけを求めて、海外流出してしまったものづくりを取り戻すというビジョンも大切であるが、商品開発力を含めたグランドビジョンを持つことがもっと大切である、というのが持論であることに気が付かされた。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立