毎日更新 限定  起業日誌

72日目 早く事業を離陸させるには

内装業運搬器具の構想

唯一、案件と言えそうなものが内装業向けの運搬器具だ。

木曜日の定例会に向けて少しでも進めないといけないため、スケジュール感と予算感の資料を作成した。

ざっと11月末までの線引きと費用予算として約200万円になるような枠組みを作った。

成功を導くためにいくつかポイントがあり、その一つが、最初に検討する、材料を車上受け取りまたは軒下受け取りをした後に、現場まで持ち運ぶ作業の効率化だ。

基本的には、長距離のショッピングモールを想定して、なおかつ台車禁止のフロアを持ち運ばなくてはいけない、という前提を崩さずに進めなくてはいけない。

そのうえで、

  1. 荷物の上げ下げでパワースーツや専用器具を使う
  2. タイやの痕が付かないキャリー器具で運搬する

という要求仕様というか条件を付けくわえることになるのだが、できれば既存製品で済ますのではなく、オーダーメイドをしたいところだ。

せめて既存製品を使うのであれば、専用的なアタッチメントのようなものを付けて付加価値を生み出したい。

もう一つのポイントが、インパクトを持たせるために、最初の運搬器具は、少し目立つ仕様にしておきたいという点だ。

そのために、受動歩行システムを応用して使いたいのだが、これが本当に使い勝手よく動かせるのか、特許料はいくらになるのか、そのものを販売してもらえるのか、という懸念点が、大学の先生に聞けていないので、ここを明確にしておかなくてはいけない。

VCからの融資はどうなのか

交流会で知り合った定年後に起業された方がVCからのシードファンドを獲得されたと連絡がありました。

そこの社長からは、「何か装置ものの案件があったらお願いしたい」という相談を受けているので、いよいよ本業が忙しくなれば、装置ものに手を付けている暇はなくなるだろうから、声がかかるのを待とうと思う。

一方で、VCからの融資となると、少なくとも5年で20億というようなゴール設定がされて、日々そのゴールに向けての進捗を投資家に示していかなければならない、というプレッシャーに耐え続けなければならない。

個人的には、VCからの融資は返済義務はないが、それ以上に事業の自由度などが奪われる可能性が高いとみていて、今の段階では手を出さないようにしようと決めている。

手を出すまでもなく、事業化できそうなコア技術は持ち合わせていないので、いらぬ心配かもしれないが、伝え方と組み合わせ方、取り組む順番で、事業はいかようにも表現ができるから、投資家へ当たり続ければ、いつかは融資をもらえるのではないかとも思う。

VC投資家のメリットとしては、上場したときの金銭面的なリターン、これに尽きると言われているのだから、事業を担う起業家の人にとっても、そのリターンを返さなくてはいけないという本来は義務ではないのだけれど、一種の義務のような使命感を身にまとって行動を続けなくてはならなくなる。

今すぐに、どうにかする問題ではないが、姿勢を正すという意味でも、VCに投資いただいた場合をシミュレーションして、日々の行動を続ける姿勢をもつことはいいことかも知れない。

待っていても引き合いは来ない

既に政策金融公庫から借り入れをしている状況なので、あと3ヵ月で返済が開始されてしまう。

このまま売上なし、では本当にまずい。

ではどうするか?

人と会って、注文をもらうしかないのだから、人に会うしかない。

  1. 前職で信用金庫から出向でこられていた方とお会いしてマッチングをお願いする
  2. 交流会で知り合った法律事務所と契約をしてマッチングをお願いする
  3. その他の相談先を探す

1と2は進められているので、3を探すところから始めなくてはいけない。

明日は、名古屋の展示会に行くのだが、現地で前々職の電気エンジニアの後輩と会うことになっている。

この付き合いも、将来どうなるか分からないのだから大切にしたいと思う。

その他にも、旧友や先輩、後輩とのつながりで相談先となりそうな人は挙げれば結構な数がいるのは間違いない。

泥臭く、コツコツと人と連絡を取り合って事業を離陸させるように行動していこうと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立