朝の1時間で全てのコミュニケーションを
今日は2週間ぶりの家電開発の打ち合わせが10時から開催されるため、朝の時間に約束していたタスクを完了させる必要があった。
- ロボット架台の図面とリストを提出
- XYステージの資料提出
- 補助金申請の日程の連絡
- 画像カメラの土台フレーム回答
たまたまではあるが、今動いている案件について、全てお客様とコンタクトが必要なタスクであったのだが、どれもタイミングよく、こちらの都合に沿う形で連携が取れて助かった。
設計案件については、今月中にXYステージのタスクはいったん完了をさせて、6月中に組み上げる必要があるし、ロボット安全柵については、8月納品であるので、6月の半ばごろには設計を終わらせたい。
画像カメラにしても、6月半ば納期を回答しているので、どれも来月までのタスク、つまりこの先1ヵ月のタスクで埋まっており、2ヵ月先も見えていない状況である。
これについては、案件の掘り起こしをする時間を作らなければならない。
家電開発も最終局面へ
10時からの家電開発サポートは、主な内容であるマイコンプログラムのマイグレーションについて、外注先の頑張りのおかげで、単体のテストまでが来週で終わるところまでたどり着いた。
次回の打ち合わせで、ようやく実機によるテストまで進んでいけそうであって、いよいよ現場での対応に腕を振るう場面が出てくるところである。
しかしながら、要元のメーカーのテスト実機の用意が進んでいない様子で、「これはもしかしたら、実機によるテストも簡易的なもので終わるのかも知れない」とそう思うところもある。
こちら側としては、簡易的なテストで終われば、それはそれで売り上げが上がるので助かる限りであるが、最初の思惑から比べたら、随分とタスクが圧縮されて、拍子抜けの感じになってしまっている感もある。
外注先ともこの一ヵ月は、腹を割った会話ができていないが、受注前のドキドキ感を考えると、「大した量ではなく、楽な案件だった」と肩透かしを食らったような気持ちでいてくれていると推測している。
何事も経験、ということで、無事にタスクが完了した暁には、しっかりと外注先の社長とはコミュニケーションをとって、後味が悪くならないようにだけはしたい。
構想設計はいつでもできる
画像カメラ案件については、ようやく仕様も固まって、必要な部材をモノタロウで手配を開始した。
狙い通り、期間が来るのを待っていた甲斐もあって、10%割引のセールで購入ができたので、随分と原価を軽減できたのは、一つ嬉しいところだ。
あとは、フレーム部分の設計を進めれば、ひとまずは組立待ち状態にできる。
安全柵のフレームについてが、未だに課題を解決できずに、半日の間、モヤモヤと頭を悩ませていたが、一つアイデアが出てきたので、明日の朝一番に要元のエンジニアの方に連絡を取って、方向性を確認したい。
もし、この案でのOKが出れば、一気に設計を進められそうだ。
そうなると、構想設計で残っているのは、ロボットアームについてだけになる。
構想設計については、まずは、頭の中である程度の形にできそうなところまで、イメージを膨らませることが大切で、その作業は、何もデスクに向かっている際に進むものでもなく、いつでもできることであるのが、醍醐味でもある。
できることなら、受注を取ってから構想までを進めて、あとは設計者や設計外注に投げる、という上位の部分だけを自らがする、という分業制を構築できれば、一つ、設計・製作事業としては、一本立ちができるようになるのだろうと、今一度、創業時に描いていたイメージに思いを馳せるのである。