先輩起業家も生き残りをかけて
数週間前から予定をしていた温調デバイスの修理対応品の返却日で、久しぶりに先輩起業家にお会いした。
デバイスの修理状況については、そこまで興味はないのか、自身の事業の今後についての不安やら展望やらを話されていたので、いよいよ苦境に立たされているのだろうな、と推測することができた。
現在は、資金を調達するためにVCへ当たっているようなのであるが、いずれにしてもこちらとしては、注文を頂かないことには何も動けない状況だ。
一方で、経営状況についてのアドバイスを求められることも少しずつ増えてきており、昨年お会いしたちょうど一年前には考えられないくらい、立場は逆転してしまったように感じている。
もちろん、こちらの経営状況も芳しい状況ではないのであるが、あくまでも受託案件で売り上げを立てようとしているのに対して、先輩はプロダクトアウトを念頭に活動されているところに、やはり無理があるような気がしてならない。
ましては、VCに対する考え方も、「借金は返済しなければいけないが、投資は返却する必要がない」という、その程度しか考察していないような口調であるのも気になるところである。
例えば、1000万円の資金が必要なのにたいして、融資にしても投資していただくにしても、投資に対するリターンは、事業活動を実際に行う経営者が見通しを立てられないようでは話にならないのではないだろうか。
「あなたが株主となって、その事業に投資をしますか?」という、シンプルな質問に対して、イエスなのかノーなのか、まずはそこを明確にしたうえで、計画を立ててVCに臨まなければいけないだろう。
計画にしても、プロダクトを基本とするのであれば、その技術力や営業力、さらにはサプライチェーンを統括する能力など、多方面から経営のコアとなる部分を総合力で見積もらなければならないが、残念ながら1年間お付き合いをした限りにおいては、これと言ってメーカーとしての資質が優れているとは思えない状況だ。
だからと言って、策はないわけではないと思うし、相談をいただければ、それなりに方針は立てられそうに思うが、それはさておき、自身の事業について、もっと集中して進めていきたい、人のことを気にしている場合か、と思うところでもある。
図面作成に集中ができずに
どうも体調が優れないのか、こまめに休憩を取りながらでないと図面作成のタスクが進められない一日であった。
ここは切り替えて、明日からの土日で集中して図面化は実行するとして、細かいタスクをこなすことで、帳尻を合わせることにした。
構想設計や小さなタスクを並行しながら
図面に集中できないことを理由に、これまで動かせていなかった設計案件のロボットハンドの構想や元同僚の先輩から受けている小規模なタスクを実行することにした。
進めなければいけない優先度の高いタスクは保留中になってしまって、気持ちが滅入るところであるが、いくつか案件が生まれてきているからこそ、臨機応変に前に進めるためのアイテムとして活用できると前向きに捉えることにしよう。
ロボットハンドの構想については、大きなリスク部分は解消されそうな情報を要元のエンジニアから入手することができたので、来週以降の設計で詳細を詰めればよい。
納期が未確定であった先輩依頼の案件も確定ができたので、これから請求書等の事務処理を進めていくことにする。
友人経営者の企業ホームページについては、乗っ取りの被害を繰り返しているが、いったんはメール問合せ機能を停止することで、様子を見ることにした。
WEBデザイナーに聞いても、特に有効な手段は出てこないので、もうこれはこちらで巻き取って対応をしていくしかないと思っているところだ。