大学のできることは知れている

上海二日目の今日はあいにくの雨となってしまったが、全ての工程を滞りなく進めることができて、先輩には感謝だ。

1件目の訪問先は海外の大学とのジョイントベンチャー大学として注目をされている「西安交通リバプール大学」だ。

そこで准教授として働いている先生によるご案内で、ミュージアムや研究室を余すことなく自由に見学をさせていただくことができた。

ランキングはそこまで高い大学ではないと思われるが、とにかく広くてきれいなキャンパスで、生徒は休暇中とのことでほとんどいないものの、環境は素晴らしいものがあると感じた。

医療系や材料系に強い大学とのことであるが、ロボット工学や材料工学の研究室、実験室を見るにおいては、設備の充実とは裏腹に、最先端の研究がどこまでできているかは、若干眉唾な印象も受けてしまった。

基本的に大学でできることは限られるという面もあり、このレベルであれば日本の大学と同等で、あとはどれだけマニアックな研究ができるかは、生徒の質や国民性の違いで差が出てくるというところだろう。

古巣訪問とものづくり

日本食の昼食を挟んで向かったのは、古巣企業の上海工場である。

先輩の粋なはからいで、ウエルカムボードを用意いただき、ちょっとした凱旋気分を味わうことができた。

できたばかり、ということで綺麗で広い工場に驚いたが、内容としては4年前に所属していた当初とあまり変わらない、ところかなと感じた。

基本的には、日本の完全コピーとなるまで品質を高めるしかなく、その先には現地の力のみで製品開発ができる体制にするというのが長期的な目標となるのだろうけれど、現段階で何か目新しモノがあるかと言えば、残念ながら収穫は薄かったと言わざるを得ない。

最期に向かったのは、これも日本企業の上海工場で、古いがしっかりとした重厚感のある建屋でクリーンルーム等を設置して、工場向けの設備を生産している企業である。

ここも先端のものづくりというよりは、中国における廉価版製品を作る企業が乱立している状況を打開することを課題としている、割とトラディショナルなモノづくりをされている企業であった。

となると、先端を行くEVやロボットを生産するメーカーの動向が気になるところであるが、そこについては、今回知ることができなかったので、他の2次情報から推し量るしかない。

独立に対する熱い思い

夜は、昨日とは別の元同僚と日本人バーにてカウンター越しに語り合う時間を過ごすことができた。

その中の一人に、独立について、ものすごく熱い質問攻めにあい、こちらとしても熱く正直な気持ちを伝えるという一幕もあった。

サラリーマンであれば、独立に対して多少の憧れを持つことは間違いないのだろうが、どちらも正当化をして会話を進めてしまったら、らちが開かないことを改めて実感してしまった。

熱く語り過ぎると、お互い後味が悪くなるのでほどほどにしていこう、というのが今回の反省点だ。

夜が明ければ、明日は朝には空港に向かわないければなならないし、あっという間の2日間、実質的には1.5日かも知れない、貴重な時間が過ぎ去ってしまった。

そもそも、急に決めた上海訪問であるから、やり残したこともないし、次何か仕事で来ることができればいいだろう、正直そんな気持ちでいる。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立