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486日目 優先順位と緊急事態の想定

受託業務は無心で取り組め

設計案件は8月の客先納品に向けて、約2ヵ月分の工数を確保いただけるくらいのボリュームのタスクをいただいている。

遂行するにあたっては、仕事を受けている企業をすっ飛ばして、直接要元の担当の方とやり取りを進めているため、軽い板挟み状態になることがよくあるのだが、その摩擦も含めてベース収入として仕事をいただいていることに感謝して対応をしていかなければならない。

多少のイライラは数秒で押し殺して、無心で取り組む胆力が必要だろう。

土日も動いているということを理解いただくために、少し進めては小まめに進捗を報告して、アウトプットに対しては添削をいただいて、また2歩3歩戻る、というようなことを繰り返して進めていこうと思う。

サクサクと進むお相手でなかったと残念がるより、前向きに捉えて進めた方が良さそうだ。

動き出した新規事業の補助金申請

新規事業についても、あれやこれや試作をしたり構想を練ったりしていたが、補助金に申請をして採択されたらゴーをかける、という作戦に出たのだから、6月13日の締め切りに向けて、そろそろ待ったなしで準備を進めなければならない。

まずは、事業計画の設計図を書かない事には始まらない。

事業計画は、基本的には現状分析をして、その現状に対して補助事業を進めるにあたって、ビフォーアフターで何が変わるのか、という視点で考えるのがよい。

現状は、設計案件をいただけるようになって、ベース収入を稼げるようになったものの、設計業務に追われると、営業活動が全くできなくなるため、他の受注が取れなくなるというジレンマが生じている。

では、その設計案件でスケールアップを考えたときに、現状の企業からのオファーがこれ以上増えるとは想定しにくいし、単価を上げる交渉も少額ならまだしも、倍近い単価アップは、まずもって難しいだろう。

となると、新規事業を立ち上げるしか方法はないのだが、強みと機会を考えると、ものづくりXインバウンド、というストーリーとなる。

誰もが思いつく発想であるが、これが功を奏するかどうかは、やってみなければ分からないのだ。

その背中を押してもらう役目を小規模事業者持続化補助金にかけてみる、というのが今回の申請の概要だ。

これまで、頭の中で考えていたことを、何とか今日中にアウトプットを出して、設計書としてまとめることができたので、引き続き、この設計書を元に、計画書の原案に落とし込んでいきたい。

緊急事態に備えるには

先月から入院をした父親の容態が芳しくないと兄から連絡を受けている。

何でも血圧が70を切ることもあって、病院からもいよいよ危険な状態ですと言われているとのことで、最後の面会に次の週末に子供を連れていこうかと話をしているところである。

いや、それにすら間に合わないかも知れないし、何なら今この瞬間に息を引き取ってもおかしくない状況だ。

明日は大阪万博へ行く予定を立てているし、木曜日からは子供の修学旅行も控えている。

親が亡くなった当日に選手が活躍する、なんてプロスポーツの世界の話はよく聞くが、しがないフリーターのような経営者が親の死に目を無視して働くなんていうことはナンセンス極まりない。

となれば、いつ一週間、穴を開けてしまうことがあったとしても、関係者に頭を下げて協力を要請するしか方法はないだろう。

補助金については、締め切りを伸ばしてもらうことはできないので、それだけは完了させなければならないから、最優先で申請手続きを済ませなければならいという結論に至った。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立