766日目 実績と自信
ラボ機開発は保留
午前中はラボ機開発の引合いをいただいているお客様が福井からの帰りに京都に立ち寄っていただき、面着で打ち合わせをさせていただいた。
元々が製紙業界におられる方でもあり、全国各地に顔が広い方なので、人を繋げていただくという面においては抜群であると、紹介を受けた友人経営者からは言われている。
確かに紹介いただいて1年以上経つが、話すほどに色々な話題を提供していただけるし、技術にも詳しい方なので、今後ともお付き合いを継続したいところであるが、如何せん、手弁当で色々と活動されているという点においては、お金を用意するという断面ではいささか不安があったのも事実だ。
今日も、メインの話はその点かと思っていたが、周辺の情報共有だけで2時間も話し込んでしまい、肝心な部分はほとんど何もなかったと言ってよい。
つまり、ラボ機開発に際してこちらに発注をするための予算は何もない、ということだ。
お金を集める手法としてはいくつもあるだろうけれども、個人的なつながりで成り立っている退職後のシニアアドバイザーの方々は、意外というか想像通りというか、お金を作れないことが多い。
今回については、ペレット材料の圧力釜のラボ機という案件なのだが、それを作るための費用をペレット材料を家畜飼料として販売することで賄おうとしている様子であったのだ。
何とも、ビジネス的には気の遠くなるような話であるので、この案件については、つかず離れず、正式な受注が来るまでは、ちょっとした情報共有をすることで繋がっておく程度で良いだろうという結論に至った。
悔しい不採用連絡と嬉しいリピート
先日、面接を実施した製造業向けの業務改善の専門家派遣については、紹介を受けての申請という形となっていたので、当然受かるとしか考えていなかったのだが、事務局から届いた結果には不採用となっていた。
紹介してくださった担当の診断士の先生が何とかしてくれると淡い期待をしていたのがよくなかったと反省するとともに、コンサルとしての実績の弱さを実感するのである。
コンサルとして得意な分野は?という質問に曖昧な回答をしてしまったところも気がかりであるし、どこか自信のない雰囲気が漂っていたのかも知れない。
20回から30回ほどの訪問で50万円程度を見込んでいた売り上げが吹っ飛んだので、そういう意味では失注という形でもあるし、単価の低い案件であったので、逆に別のチャンスを得られる機会を得たとも考えられる。
とにかく、一喜一憂するのは瞬間に留めて、次へのチャレンジに進めたい。
失注の連絡があった一方で、食品加工の画像認識のお客様から久しぶりに連絡があり、純粋製造装置の購入依頼という連絡を受けた。
中古品が欲しいという内容であったので、対応機種をいくつかピックアップして連絡をすると、中古品の購入窓口になって欲しいという返信をいただいた。
定価35万円の装置の中古品であるから、半額かそれ以下の相場を想定されているだろうから、実質の利益は数万円となるような案件になると想定できる。
額面について言えば残念であるが、こうやって思い出して声をかけてくださることに大きな意味があると思うし、期待に応えられるように中古品市場を調査してみたいと思う。
ブランド力がつくまで耐えよ
夜は昨日同様に、ロボット走行テストのサポートで、外来が終わった20時から病院に向かった。
何度も思うことだが、実用に向けたロボットを開発してこなかった企業であるから、実用化に向けたテストをしたところで、やればやるほどボロが出ることは目に見えているのだけれど、その点においてはグッとこらえて、良い方向に向かうようにサポートをしていかなければならない。
これだけエンジニアを抱えているのだから、やり方一つでもっといいものが作れるのに、とつくづく思うのだが、どうもそうならないのは、企業は経営者の思いの枠からはみ出すことはない、ということなのだろう。
学ぶべきは、それでも引き合いが来ているという現実で、その理由は実績と発信から受け取られるブランド力というものだ。
設計案件を受けている組立業者しかり、食品製造ラインを作っている業者しかり、実績があると次から次へと引き合いを取れるということころなのだろう。
もちろん、営業的な努力や設備と言った資産も重要だが、長く継続していくということが何よりの実績になるような気がしてならない。
専門家派遣の面接で落とされた理由が何なのかは分からないが、実績が乏しかったという創業間もないころの弱みが出ていると思うようにしたい。
そのために、実績をコツコツと積み上げていくこと、ドラクエで言うところのスライムをひたすら倒していくという過程が大切なのだ。
