激動の2ヵ月間も一区切り
5月の連休直後から今日まで、命についての尊さ、脆さ、今を生きることの意味、そんなことを毎日考えていた2ヵ月間に終止符を打つことにする。
父親の四十九日の法要を終えて、「さあ、もう一度再出発の気持ちでやるぞ」そういう新たな気持ちになることができた。
何度考えても答えの出ない命についての問いについては、考えても仕方のないことであって、それを忘れるくらいに今を充実させて、楽しいことをやり続けることが大切なのだ、というシンプルな考えに行きつくことになる。
健康的な部分についても、人間ドックで様子見と言われた箇所は何箇所かある訳で、それについては、来月のどこかで医者に診てもらうこととして、あまり気にしないようにしなければならない。
とにかく、一区切りしたと考えて、今期残り2ヵ月を有意義なものにすると共に、来期に向けての活動計画を練っていかなければならない。
好きな仕事をするために
法要と会食を終えて向かったのは、友人が企画する神社再生プロジェクトの現場である。
灯籠の根元に番号札としてカッティングシートを貼るという、何とも幼稚な作業であるが、それも立派な仕事であるし、頼られていることに全力で取り組むことが大切な姿勢である。
昨日に実験を済ませていたので、貼る箇所の清掃をするだけで、しっかり貼れるかどうかは判断がつくと思っていたのだが、今回要望のある灯籠は比較的新しいものであり、根元の土台部分は別途表面処理がされているためツルっとした質感でホッと一安心した。
試しにシートを貼ってみると、案の定、ぴたっと貼りつく感触があるし、フィルムもすぐに分離できるし、これなら誰でも貼れるし、数年は耐久してくれるだろうと判断することができた。
帰りしなには、ちょっと早めの軽い夕食を駅中のでデパート内のカフェレストランで取ることにして、そこでお互いの現在の状況や今後のことなどを少し落ち着いて話すことにした。
経営者としては10年ほど先輩にあたるので、一つ一つの言葉が参考になるものであり、真似する部分は真似していかなければいけないのだが、彼も彼で、その時々の置かれている経営状況によって、関心毎が異なるのは、とても興味深く聞くようにしている。
短期的には、背に腹は代えられないお金のための仕事をしていかなければいけないが、長期的に見たら好きな仕事にどれだけ注力できるか、が経営者としてはキーになってくるマインドのようだ。
ぼんやりと先を見ることも大切だ
そんな話ばかりを聞いていると、現在案件に追われている状況がちっぽけに思えてくるし、案件に追われずにスケールを大きくしていくためには、営業活動やマーケッティング活動は欠かせない、ということが目に見えて分かってくる。
年明けから、ベースラインとしての設計案件に追われているが、それで助かっている面のある訳で、そこは反省するというよりも、これから数か月でさらなる一歩をどのように踏んでいくのかを考えて行動しなければ、このまま同じことを繰り返してはいけないと危機感は持っておこうと強く感じた。
具体的にどうということはないが、内部環境、外部環境、をぼんやりとでも良いから毎日考える癖を付けなければ、あっという間においていかれそうな気がしてならない。
特定のお客様のために事業を集中させると、良いこともある反面、長期的な目線では盲目になりがちになるというのはその通りなのだろうから、幸いにも9月くらいまでは何とかキャッシュフローが改善される見込みである現時点であるからこそ、少し前を見るように、明日から気を付けていきたい。