初年度目標は1000万円
初年度の売り上げの目標を1000万円として掲げることができたのが、ベース収入としての設計案件を受けることになってからだろうか。
現在の見込みで行けば900万円の達成は硬いところで、あと100万円を2ヵ月間で何か埋めなければ達成できない。
受注ではなくて売上100万円となると、商品を持たない事業者としてはかなり厳しい状況で、ウルトラCの何かを出さないと達成は難しいだろう。
その目標を立てたことでめざせる地点が見えたという良い点がある一方で、必死に働いて何とか達成できるような商品やサービスを持ち得ていないところが、何とも歯がゆい部分ではある。
また、利益についても粗利で50%という部分についてはクリアできそうであるが、それも設計案件が丸々粗利になっているからなしえることであろう。
こうやって、簡単でも数値化することで、次の目標やアクションの目安にできるようになっただけでも、昨年より進歩した部分ともいえる。
大手からの仕事は硬いか柔らかいか
夕方には、設計案件を受託いただいている取締役と大手企業の引合い案件フォローに同行した。
久しぶりの電車とタイムズカーを使っての訪問とあったのもあるし、久しぶりの守衛でセキュリティーカードを受け取っての来場っとあって、営業時代を思い出す訪問となった。
内容としては、試作的な生産設備機の設計依頼となるのだが、ほぼ担当の方が下ごしらえをしてくださっていたので、最後のまとめと図面化を実行するということで3~4日程度、多くて5日くらいの工数といったところだろうか。
まずは予算化のために今月中に見積もりをという流れとなったのも、大手っぽいなと思いながら、おおよそとしては部品加工込みで60~70万円といった予算感とのことであったから、設計としては10万~20万円という感じだろう。
ありがたいと言えばありがたい話であるが、大手企業の担当者からいただく仕事としては、そんなもんと言えばそんなもんで、硬いと言えば硬い話である。
一方で、その間に半年前程に一度交流をしたことのある設計事務所の社長から突然電話連絡があり、設計案件で急きょ担当者が飛んでしまったので手伝ってほしいという話が出た。
あいにく対応ができないとお断りしつつ、こちらでも何件か当たって設計者を紹介しますよと電話を切ったのだが、内容としては今週中に納品する案件で、残す3日間でMAXやれたとして30時間、時給は5000円きっちりと支払うというのであるから、この仕事も大手からの依頼なのであろうということは容易に想像がつく。
大きな企業から定期的に仕事をいただけるような関係性を構築できるような動きも、この先の事業展開としては持っておきたいカードである。
そういう意味では、今日の2件の出来事は、今後参考になる動きであった。
やはり全体最適を考える時間は大切
少し設計が落ち着いたこともあり、上記のような考察に加えて、全体的な事業の立て付けの考察もできるようになった。
この時間を大切に来期の動向についてのアイデアを出していこうと思う。
一つは、やはり持っておきたい大手へのアクセスだ。
元所属していた企業からでもよいし、これまでの活動で知り合った方からでもよいし、5万~10万程度であれば割と担当者レベルでも仕事を発注できるだろうからスモールでも数件から始めることを来期の目標としたい。
二つ目は、大学関連の入札案件を一つでも実行しておくことだ。
昨年、雑誌掲載で費用を費やしたにも関わらず、一つも営業ができていないのは厳しく自分に忠告しなければならない。
これについては、入札とならずとも小さな仕事でも取ってこれるように8月中に大学関係を訪問するようにしたい。
新規事業に頼ることなく、今はまだまだ、もがく期間であるのだから、現状のモノづくりのラインから少しでも案件を生み出せるように活動量を増やすことに決めた。