今日も最低限の仕事を
あいにく沖縄は一日雨の状況であったため、予定していたシュノーケリング明日へスライドとなってしまい、朝から移動とお土産店を回った程度で次のホテルへチェックインとなった。
早めのチェックインで、多少の時間が取れたこともあって、設計案件のデータ送信やその他のメール処理等、最低限の仕事として手元にボールを持っておかない対応だけは済ませることができた。
独立してから、どこでも仕事ができる状況が板についてきたとでも言うべきなのか分からないが、仮に従業員が雇った場合には、旅先で仕事の指示をしている状況はどのように映るのだろうか?
また、今回は仕事関係の方々へは旅行に行くことは完全に伏せた状態できており、その点についても、一人社長として対応しているからこそ実現できることなのでは?と、事業規模を大きくさせた際の困りごとを想像してみたりもした。
今から、そんな心配をしても仕方ない訳で、とにかく今期は少しでも受注案件を獲得できるように8月から営業の動きを見せることが大切ということを言い聞かせて、変な妄想は頭から消すようにした。
お金が動いているところへ
観光地を見渡しても、古くなって廃墟となったホテルもあれば、繁盛しているホテルや新築で建設中のものもある。
「奢れるものは久しからず」なんて言葉はあるが、事業を立ち上げようとしている身としては、そんな警鐘を気にする必要はなく、とにかく繁盛しているところお金が動いているところへ、ニオイをかぎ分けて入り込むことが大切だ。
トレンドや流行を追うな、という戒めの言葉も聞いたことがあるが、それも現段階では聞き入れる必要はなく、とにかく手広く何でもやってみるという姿勢の方が大切なように感じている。
もちろん、一発アウトとなるような大きな賭けに出る必要はなく、最小限のリスクを見越したうえでの手数が重要になるのだ。
やはり、旅行中は出費が緩くなる傾向にあるのは身をもって感じるわけで、そういう意味ではインバウンドや観光客向けのビジネスを展開することは理にかなっていると言わざるを得ない。
補助金の採択結果が気になるところだ。
最終的にはエンタメが残るのか
一次産業、二次産業、なんて言い方をするが、農業にしても工業にしても、生活が言って以上の水準を超えると、その産業は人口の増減に合わせて安定稼働をさせるだけの供給で十分満足される市場となる。
季節変動や災害に対して補助金で生産量を調整するような農業と同じような構図が理想とされる市場の中で、イノベーションでポジションを獲得したり、古参が胡坐をかいているところに新規参入したりする、マクロ的な視点でみればそうなるだろう。
それは三次産業、四次産業、どれも同じであるような気がして、最終的には人はあらゆるエンタメを満喫するために生きているような状態が理想なのではないか、そんなことを旅先で思い老けたりするのだ。
エンタメを追求するまで行かずとも、楽しそうなことだけを実行するというのは事業活動においても可能なわけで、それがものづくりであったり、教育であったり、コンサルであったりするのかも知れない。
仕事と遊びの境目をなくす、という行為は従業員に強いるのは酷な話で、経営者であって初めて実感できる心境のようにも感じている。
これからAiが発達していく中で、どんな仕事が残って、得た収入をどんなエンタメに費やすのか、その繰り返しが人の営みであって、生きているだろうあと30年の間に、どのくらい時代が変化していくのかも楽しみで仕方ない。