オープン2日目に読み取れること学ぶこと
休暇での来場となるが、こちらとしては色々な目線で勉強しようと楽しみにして臨んだのが、テーマパークのジャングリアである。
昨日オープンしたばかりで2日目に来場できたことはラッキーであるし、一生の思い出にはなったかとは思うが、ディズニーランドやUSJと並びで報道されていることを真に受けていると、入ってみた感想としては微妙な気持ちになる。
広さの割には休憩ヵ所が少なかったり、アトラクションも原始的なものが多く、これと言って迫力を感じるものはなかった。
体験型のテーマパークであり、自然を感じるをコンセプトにしているのだから、それでいいという経営者の視点は理解できるが、どうも府におちない。
であれば、もっと大自然側に寄ってしまっても良かったかもしれないが、それはシュノーケリングやカヤックツアーと何ら変わりないものとなってしまうから排除されたのであろう。
子ども心を思い返せば、アトラクションが最新鋭でないのであれば、単なるアスレチックの方が断然楽しいものになるのだろうけれど、それも昨今普及してきている自然公園的な大規模公園との差別化ができない。
ということで、何とも中途半端な印象をぬぐえないものであるが、入場者は限定されているということ、アプリは最新鋭で対応できていること、敷地はいくらでもありそうであること、からも今後の改善に期待したいし、10年後は全く別のテーマパークに成長しいている可能性もあり得ると考えれば、現段階でオープンにたどり着いたことは素晴らしいことだと感じる。
とにかく雷雨と豪雨が激しい中で、多少は想定していたものの、想定外の出来事になっても、従業員やスタッフも一生懸命であったのは素晴らしいことであるし、初期の酷評をバネに今後の展開をどうするかがカギとなるだろう。
いいんだ、とにかくオープンして顧客満足を確認して改善するのだ、そういう経営者の声が聞こえてくる気がして、大いに学ぶことができた。
大らかな気持ちと立ち振る舞い
パークに訪れている人は、多くは家族連れであったが、比較的富裕層というか、待ち時間も「2日目に予約してきているこちらも悪い」くらいな大らかな気持ちで、パークを視察しに来ているような感じの客が多かったように感じる。
恐らく、休みも融通がきく自営業の家族と思わせるような人が多く、その立ち振る舞いや表情は、とても参考になった。
せっかくの休暇なのだからイライラとしていたらそれこそ時間の無駄であり、しっかりと気持ちを切り替えて、待ち時間すら楽しむとうような雰囲気を持ち合わせている気がしてならない。
外国人の方しかり、あれだけ待たされても、嫌な顔一つせずに待っている姿は、逆にテーマパークの経営者もしっかりと受け止めて、改善に努めるべきだろう。
できる範囲で何とか対応
その待ち時間で、今日も設計案件を受けている現場から電話があり、材料調達の数量違いの疑いがあると報告を受けた。
さすがにPCは持ち合わせていないので、スマホから図面データを確認してみたところ、勘違いと記載ミスからフレーム本数が2本不足しているように見受けられてしまったようだ。
その旨をしっかりとお伝えして、現場で納得いただけたことは、休暇でありながら何とかボトルネックにならずにお客様の痛みを解消できた面では良かったことだ。
今後、現場レベルの問い合わせだけでなく、重要なビジネスの交渉事や例外的な判断事項など、休暇中に電話応対する機会は増えていくだろう。
その都度、一瞬でも思考を切り替えて、その場で的確な判断をして対応できるような能力を身につけていく必要があるとつくづく感じた。
そのためにも、ある意味開き直りも必要だろうし、どんな時でも相手の気持ちに寄り添って話を聞いて、思いやりのある言葉を発していくように、常日頃からコツコツと訓練をしていくことが重要であると気が付かされた。