人に会えば会うほど、危機感が増す。
周りの人がすごい人に感じてしまう。
この気持ち、感情、ゼロから起業した人にしか分からない感情なのだろう。
いい経験ができている、そう思って前向きに行動するしかない。
ピッチイベント
400人以上が来場するピッチイベントに午前中から夜まで参加してきた。
開業当初はIPOやVCのことなど考えもしなかったが、ピッチを何度も聞いていると、それなりにできそうだという感覚も芽生えてくるものだ。
一方で、何もできていない自分に悔しさと、焦りと、周りの人のすごさ、虚しさ、やる気、色々な感情がわき出る一日であった。
スタートアップと一言で言うが、ベンチャーと全く同義語と考えてよく、2パターンで分けると、以下のようになるようだ。
- 事業型スタートアップ
- 研究型スタートアップ
つまり、既存事業のコピーで商売をするという場合にはスタートアップとはならないため、例えば店舗開業や受託事業はスタートアップには含まれない。
今の事業の形態としては、コンサルからの受託開発と言えるため、それではスタートアップになり得ない。
何か、特許を絡めるとか、斬新アイデアのコンテンツや商品を作るということをしないとスタートアップ企業としては認知されないだろう。
とにかく、名刺交換会ではざっと20人程と挨拶を交わしたし、ディスカッション登壇された教授や起業家の方と挨拶もすることができた。
最初の10秒でしっかりと挨拶できないといけないと分かっていたものの、いざとなると何も掴みを与えられない自分がいて情けなかった。
相手の属性を見極めて、何パターン化の挨拶方法を用意しておくだけなのに、今はそれが固まっていないことが反省点だ。
そして、ピッチイベントは刺激的だしこれからも参加し続けるが、今の段階ではこのコミュニティから受注に結び付く可能性のある出会いは少ないような気がする。
しかし、長期的に見ればすごいパートナーが生まれる可能性もあるとも感じる。
スタートアップ支援プログラム
ピッチイベントの合間に、商工会議所主催の支援事業の説明会に参加してきた。
講演をしてくださった、プログラム受講された起業家の社長2名の話がとても印象的であった。
基調講演をしてくださった社長は、幼児塾を開業されて月商900万円まで伸びているとのことなのだが、脱サラして、一人目の生徒を受け入れるまで半年足らず、一年後には月商300万円まで達成しているのだから驚きだ。
聡明な方なので、当然と言えば当然なのかも知れないが、そこには情熱と、数パーセントの望み、それしかないとおっしゃっていたことが今の自分にすごく励みになった。
このプログラムは、伴走型で診断士の先生がアドバイスや紹介をしてくれながら1年間を進めるプログラムであるようなので、事業を開始したが伸び悩んでいるところで受講するのが一番効果があると感じた。
是非受けたい内容であるが、時期尚早であることと地域が地元ではないから補助金を受けられない、という点が引っかかっている。
せめて、一つ二つ大きな注文が取れている段階であれば、何かしら成長できる糧になりそうな気もするので、事務局に問い合わせてみたいと思う。
本気で集客のフェーズへ
出会いは刺激的で、自分が情けなくなるものだ。
そんな中でも、事業を拡大させた数年後の出口の目標は、M&Aで売却することと定まりつつある。
そこから逆算して、今何をしたらよいのかを決めていくだけだ、そう考えるととても進めやすいと感じる面がある。
一方で、今の現状では到底目標にたどり着かないことも分かっていて、いよいよ事業について、売り上げについて、真面目に収益を考えないといけない。
一番の収益源として期待しているのが配膳ロボットである。
これをどうやるか、もうDMしかない。
DMをして断られても、それは認知される第一歩となるのだから、認知されずに終わるのは入り口にも立っていないと同じ。
どんな形でも良いのでDMを送れる体制を整えることを直近の最大の課題として動いていくことに決めた。