毎日更新 限定  起業日誌

30日目 関係を切らずに使う使われる

久しぶりの出勤

業務委託されている案件の引継ぎに前職の会社へ朝から出勤した。

久しぶりのようでまだ一ヵ月しかたっていないことに、この一ヵ月、違うところを歩いていると周りとの時間のずれを感じた。

会社はすぐには変わらない、変われるとすれば、経営者がトップダウンで意識を変えること、これしかない、と改めて思った。

高々30名程度の会社でもそうなのだから、大きな企業ではなおさら変わらないだろう。

しかし、逆に言えば、組織の雰囲気とか意識というのは、組織ごとに特徴がでるというのも確かで、その点も意識して経営をしていかなくてはいけない。

出勤してやったことは、引き継いでくださるエンジニアの方に、現状とこれまでの経緯を伝える、という単純であるが、ポイントをつかないと、ダラダラと長く話をしないといけなくなるパターンのものであった。

理解の早い方なので、1時間もせずに内容や経緯は理解いただけたのだけれど、どうも引っかかる部分があるようだった。

それは、「この案件の先に、何があるのか」ということで、会社としての戦略や方針、いわゆるマーケティングの部分が見えないということであった。

エンジニアはマーケティングは関係なく、ただ技術的な仕事を受けて作業をするだけ、そのように一般的に思われている節があるが、そんなことはない。

職人気質って言葉も良くない。

職人にはまず大前提に世の中のためになること、つまり儲かることに対して、自分の技術を貢献したいと考えていて、マーケティングの部分に対しては敏感なのである。

どうやってお金を生むのか、それを考えて、伝えて、そして技術を引き受けてもらうようにしないと、良いものは作れない、それは肝に銘じておくことだ。

初めての訪問面談

18日目に訪れたビジネスフェア展示会で名刺交換をした企業へ訪問した。

10名程度の企業で、画像処理を用いた計測機器を製作・販売している会社だ。

対応してくださったのは若手のセールスエンジニアであったのだが、会社は25年ほど前に現社長の方が立ち上げられたものである。

一回が作業場となっており、所狭しとストック品やら試作品やら受注品やらの装置が組立途中で並んでいて、数名のエンジニア達が一生懸命組立や調整をしていたのが目に入ってきた。

「数年後にはこのような事業にしたい」入室して、1秒もないくらい一瞬で感じたのが、やはりモノづくりの感情だ。

作業場の隣に併設してある商談エリアで、1時間半ほど、ほぼ雑談をしただけであった。

その若手エンジニアのお困りごとは、

・カスタマイズを繰り返していても体力勝負となるだけでよくない

・現場のエンジニアからも「もう受注設計生産はやりたくない」というこえが挙がっている

・かと言って、標準品を作りこんでも売れるかどうかわからない

というものであった。

それに対して、特別な回答があるわけでもなく、その企業の強みなどもよくわからない状況で下手なことは言えない。

・状況は、どの企業でもあって悩みどころであるという点

・自社の強みを活かした標準機にしなくてはいけない

・標準品には特注しやすいような工夫を、特注品は標準品っぽく営業アピールすること

・スタンダードとデファクトスタンダードの違いを理解すること

・今あるお客様、ユーザーからしっかりと声を聞いて標準品に反映すること

などなど、当たり障りのない、かと言ってメーカーであれば愚直にやり抜かなくてはいけないことをしゃべりまくった。

改めて、ものづくりにはトリッキーな作戦はなく、ただただいいものを作らないといけないということを感じた。

一方で、売り方や広告の出し方などは、まだまだ工夫の余地があるし、時代と共に変わっていく面も多々あるように感じた。

この企業とは、ひとまず案件ごとに例えば営業代行であったり、技術支援のような形で取引ができればと思うし、よくてコンサル契約できればベストである。

まずは仲良くなることを考えたので、あまり契約の話はせずにその場を後にしたが、メール等で継続して情報発信はしていこうと思う。

AI活用の外注

最近のWEBセミナーのトレンドの一つにAI活用がある。

そのアフターフローとして、一社とWEB面談をした。

記事作成をAIで実施するというアプリケーションの売り込みであるが、良いサービスであったらブログ作成の補助的に使おうかと考えていた。

・キーワードから適当なWEBサイトをヒットさせられる

・ヒットしたWEBサイトの中から3件だけ選択して文章化する

・できた文章の校正や類似文章の一致率を計測する

というのがサービスの内容であって、「生成AI使えば誰でもできるのに」というのが正直な感想。

お試し無料期間が1ヵ月ということなので試そうと思うが、ベーシックプランで月額5000円の1000文字、月月2万円で5000文字、ということであった。

文章の校正なんかも文字数に含まれるので、文字数制限を考えると、ほとんど何もできないものだと感じている。

一文字1円の世界でWEBライターがせっせと記事を書いていることを考えると、そんな職業なくなるような気がしてくる。

このブログは、記事としては見直しもほとんどせずに怠けているので、誤字もあるし構成も無茶苦茶であるが、あえてそうして差別化を図れるのかも知れない。

唯一といえば、キーワードから適当なサイトをヒットさせてくれることくらいか。。。それもフリーソフトはいくらでもあるだろうし、自分で検索してもさほど時間的に変わりはないかも知れない。

これを使って、バリバリ記事を更新しようと考えていたが、それはできなさそうである。

まずは、フリーで使わせてもらって、その出来具合を確認して、何かのビジネスのネタにしようと思う。

ABOUT ME
ゆうため
1978年生まれ 首都圏出身 地方都市在住 技術者として一部上場企業で20年勤務 独立めざして中小企業へ転職 コンサルティング会社からロボット会社を経て起業独立