VCもロードマップに入れるか!?
朝から商工会議所の金融セミナーに参加してきた。
一年間毎月開催されてきた金融セミナーで今日が最終回ということなのだが、いいセミナーであったのでとても残念だ。
ベンチャーキャピタルの方の講演とファシリテーターの日本政策金融公庫の方のディスカッションを聞いたのだが、VCの基本的な考え方が少し理解できた気がする。
基本、資金を受ける側は、3年から5年の間にIPOを達成するスケジュールを引かないといけないということだ。
なのでVCから資金調達を受けた企業というのは、タイムリミットまで成果報告に追われる日々になるということが推測される。
これは、投資家からすれば当然のことで、VCも基本的には、IPOのときに株価が跳ね上がることを期待しての事業となる。
質問コーナーでは、事業を開始したばかりであることを告げて「今は全くIPOを考えていないが将来は分からない、どのような心構えでいるべきか」ということを聞いてみた。
すると回答として、
- VCの方からは、「事業を進めるなかでIPOをやる企業もあるが、VCや投資家へのリターンは念頭に置いておいて欲しい」
- 公庫の方からは、「起業家は成長に合わせた資金調達が必要になるのだから、常に情報収集は続けるようにして欲しい」
とういうアドバイスをいただいた。特に②は印象的な回答であった。
また、投資を決める起業家の特徴は?という質問に対しては、「話してみて気が合いそうかどうか」ということをおっしゃられて、決め手となるのは「レスポンスが早いこと」という回答であった。
「綿密な事業計画を練っていくことになるし、長期的な付き合いになるのだから」とのことだった。
これは、資金繰りにまつわる話に限らず、ビジネスパートナーとして関係を持つ人すべてに言えることだ。
全ての関係者に対して、できる限りのレスポンスを心がけたいと思う。
勧誘を断る時の理由を言語化
LP制作会社のサポートの方と面談をした。
昨日の今日での面談だから何かあるのかと思ったら、案の定、追加の商品売り込みの話を聞かされた。
M&Aをした動画制作会社のアニメ動画商品を購入しないか、ということであった。
8,800円の月額で7年契約ということなので、80万円程度、利子を入れたら100万円近くを借金することになるため回答としてはノーと答えた。
しかし、商品もよさそうであるし、著作権等もついてくるとのことなので、悪くはないとも感じた。
「CVの向上確率を上げる」という断面で言えば、確かにありかも知れないし、誓約が獲得できればペイできる金額でもある。
広告費用なんて、いくら数値化されても分からないものは分からない。だからこそ、広告料が最も市場で動いているお金なのだと思う。
これがもし、ファーストゴールも決まって、ある程度の売り上げが立っている状態であったら引き受けた可能性もある。
「売上ゼロの状態の今、やるべきことが広告なのかどぶ板営業なのか、自問自答したときに、広告ではなくどぶ板をやれよ」と言っている自分もいる。
丁寧な説明を受けたのだから金額だけでない切実な理由もしっかりと言語化して断ることができたと思っている。
「しかし、明日にでも受注が決まって、やっぱりやります」という可能性もあることも告げた。
とにかく、LPはこのまま更新を続けて検索上位を維持すること、交流会やセミナーに参加して知り合いを増やすこと、に注力する。
開業セミナーで答え合わせ
夜は再度大阪に出向いて、開業をめざす人向けのセミナーに参加した。
あわよくば参加者との名刺交換ができればと思っていたが、完全にこれから起業を検討しようとしている人たちの集まりで名刺交換できるような人たちではなかった。
講師の方は中小企業診断士であったが、事業展開もされていて、説得力のある内容であった。
商品を決めるところや、販売するところなど、基本的なところは抑えられていて、自分のやってきたことに間違いはなかったと妙に納得した。
話も上手で、何となく合いそうな雰囲気を感じ取れたので、終了後に真っ先に挨拶をすることにした。
場合によっては相談料を支払ってでも関係を続けていければと思わせてくれる人であった。
近づくにあたっての相手にとってのメリットは何かと考えると顧問契約くらいしか思い浮かばない。急ぐことはないが、顧問契約も視野に入れて良い関係を続けていければと思う。
まずは一度、オンラインで話をしてみたい、そう思った。