樹木葬の施工現場見学
樹木葬のための庭の施工現場を見させたもらった。
作業は土木屋さんが入って土台を作っているところであった。
「見知らぬ人に作業をじっと見られて嫌だろうな」と思いつつも、作業している様子を見させてもらった。
正直、臨機応変な作業ばかりであるので、機械化や自動化なんてとても難しいというのが最初の感想だ。
図面はあるものの、それは最低限の情報であって、部材については全てが現物合わせであるし、土を掘り返せば思いもかけないものが出てきたりするし、職人の勘と経験に基づいた作業に頼るしかないのは理解できた。
しかし、職人は高齢の方が多いのに対して、若手と思われるのは外国人労働者のように見受けられ、それでも5人に1人もいない程度だ。
道具としては、マキタの電動マシンがいくつか転がっておりさすがに人力で長時間同じ作業をするような工程はなさそうである。
とにかく、人が減っていく中でのこの作業現場が未来永劫続いていくのか、と考えるとゾッとするし、何か手を打たなくてはいけないと思っている人も多いはずだと確信を持てた。
動画もしっかりと撮ってきたので、解析して何か今後、役に立つアイデアや提案ができないかトレーニング材料として扱っていこうと思う。
事業の方向性を言葉で正確に伝える難しさ
経営者として先輩の友人にこれまでの2ヵ月の活動を報告した。
電話やLINEで連絡は取りあっていたが、ビジネス展開については全く理解していなかったようで、根掘り葉掘り質問をしてもらえた。
たどり着いた結論としては、「ちゃんとしたビジネスとして成り立つから問題ない」というコメントであったが、「少し時間はかかるけど」というおまけつきなのは認識しておく必要がある。
これだけ連絡を取り合った間柄でも、うまく事業を伝えられていなかったのであるのだから、これから出会う人に対して、しかも数十秒で正確に伝えることは難しいはずだ。
だからこそ、「一つでも事例を作れば、イメージがわきやすい」というアドバイスももらえた。
- ターゲットとなる経営者の集まりそうな場所を見つける
- 出会った経営者に的確に事業内容を伝える
- 現場を見させてもらって提案をつくる
- 依頼をもらって商品やサービスを届ける
- 最初のうちは限定で安くやりますとする
一連の事業活動の一部に配膳ロボットがあるということも伝えていかないといけない。
これからはプライベートブランドが流行る
2ヵ月の事業活動の中で唯一芽が出そうなのが、内装業向けの補助器具ビジネスだ。
あらゆる現場において、「こんな機械があったら使うのに」とか「この道具を改良すれば売れるのに」というようなことを考えた職人は多いと思う。
そういう職人を抱えるオーナーで、ある程度売り上げに余裕があってサイドビジネスをしよう、と考えている人には、「自社ブランドでヒット商品」というのが夢であるはずだ。
大手企業もプライベートブランドを出している中で、例えば化粧品や洋服などはインフルエンサーを活用した独自ブランドを商品化しているケースは少なくない。
それが、ゆくゆくは道具や機械、家電、なんなら自動車なども普及が進んでいくと想定している。
その一翼を担えれば良いと思っているので、条件によっては販売権もオーナーへあげてしまって、自社としては量産の窓口として卸価格に数パーセントのマージンを乗せさせてもらえれば、それでいいと考えている。
似たようなビジネスは山ほどあるし、目新しいところは何もないが、届ける先と伝え方によっては新しいビジネスとして受ける可能性がある。
「憧れの自社製品を企画開発してみませんか?」ということについてサポートをするのがビジネスの柱の一つであると言語化できただけでも良かった。